インド国内で活動していたアムネスティの職員ら。当局の圧力を受け、現在は活動を停止している=インド・ベンガルールの事務所で2019年2月、AP 国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部・英ロンドン)は9月下旬、インド国内での活動を停止すると突如表明した。インドは身分制度「カースト制」や宗教などによる差別といった問題が根強く残り、多くのNGOが力を注ぐ国の一つだ。「世界最大の人権団体」は、なぜ活動停止を余儀なくされたのか。 「インド政府は事実無根の疑惑によって、人権団体の魔女狩りを繰り返している」。アムネスティは9月29日の声明で政府を批判した。アムネスティは過去2年にわたり当局から家宅捜索など「度重なる嫌がらせ」を受けたと主張。9月10日には銀行口座を凍結されたため、職員約140人の給与が支払えず、活動継続が困難になったという。 アムネスティはロシアでも2016年に一時的に活動を停
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