「結婚できないのか?」「子ども産めないのか?」と女性にセクハラするオッサンは、 「嫁1人見つけられないのか?」「子どもの作り方知らないのか?」と男性にも刃を向ける。 女性が輝ける国にしよう!、だの、ワークライフバランスを徹底しよう!、だの、公約を掲げながらも、 「ナニ? 保育園の迎え? そんな理由で早退するなんて、信じられん」 「40過ぎて女房ひとり探してくることができないなんて、親が泣くぞ!」 などなど、終身雇用、年功序列、専業主婦が当たり前だった時代の、過去の「男の価値観」を、男性たちに平気で押し付ける。 しょっぱなから、少々妄想気味の内容でスタートしてしまったが、先週から話題になっている、“セクハラやじ”発言の問題の本質は、「女性蔑視」だけではない。 “セクハラ”を問題にすることもできず、声をあげることもできず、“女性たち”と同じように、いや、それ以上に、過去の性役割の押し付けに悲鳴