韓国サムスンと米アップルが世界各地で繰り広げている特許合戦で、サムスンが次々と敗北している。オランダのハーグ地方裁判所は14日(現地時間)、サムスンが自社の特許を侵害したとして、アップル製品の販売差し止めを求めた仮処分申請を棄却した。 サムスンの敗北は、ドイツ、オランダ、オーストラリアに続く4度目で、サムスンが起こした特許訴訟では今回が始めて。サムスンは相変わらず強気な姿勢を崩していないが、韓国国内では「これ以上の敗訴は致命的」などと不安視する声が広がっている。 サムスンは9月25日、同裁判所にアップルが通信特許を侵害しているとして『iPhone4』『iPad2』に対する販売差し止めを求める仮処分を申請していた。判事長は、「アップルが使用しているサムスンの技術は“必須特許技術”であり、誰でもこれを利用することができる。今後は公正で合理的な特許使用料を支払えば良い」とした。この判決は、通信特