2023年2月14日のブックマーク (1件)

  • スズキナオ “同行二人”を思いながら野川を歩く

    もう10年近く前の夏のある日、友人と二人で歩いた日立の街。そして今年、冬のある日に私はひとりで調布の街と野川を歩いた。 写真のおかげで友人と過ごした時間を思い返すことができる友人が死んでしまった。急なことだった。その知らせを受けた日の夜、私は久々にその友人に会う予定だった。音楽が好きだった友人大阪で催しを企画して、そこに私も参加することになっていた。事実を受け止めきれないままその場に行ってみたが当然その友人は現れず、宙ぶらりんな気持ちが今も続いている。 有名人でも、もう少し近い知り合いでも、誰かの訃報を聞いたとき、私はいつも自分と亡くなった人の距離のことばかり考えてしまう。故人とすごく親交の深かった人がいて、その人が受けた悲しみに比べれば、自分の思いなど取るに足らない気がする。自分の心の中に今、悲しみがあることは確かなのだが、その悲しみの大きさに自信が持てない。卑屈な考え方だと思うのだが

    スズキナオ “同行二人”を思いながら野川を歩く
    meloso
    meloso 2023/02/14