2013年10月11日のブックマーク (1件)

  • 小説におけるデザイン - 基本雑記

    デザインというのも人によって捉え方の違う言葉だけれども、僕が使うにあたってはたいてい「設計」と同じような意味で使っている。ある小説作品にたいして「デザインがいいねえ」と書いたとしたら、それは設計がいいねえ、ということだ。そもそも小説における設計とは何かといえば、まあそれは何を目的としているかによって変わってくる。100年後にも読まれる作品にしようと思えば、用語から人物造型まで恐らく宇宙旅行が当たり前になり寿命も大幅に生きている人間が、現在の人類と同様に持っているはずの悩みなどといった普遍性を持った内容を盛り込んで設計されねばならないだろう。 1年かそこら売れればいい、あるいはその発売した瞬間の出足だけ売れればというデザインであれば、たとえばライトノベルであれば出版当時流行っているだけの、1年もブームが続かないようなことをギャグとして取り上げてもいいだろう。そういった刹那的な作品はいっぱいあ

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