▼10代のための、とか高校生のための、といった言葉が冠されている本をわりとよく読むようになったのは、なにもコンプレックス(コンプレックスだ?)が刺激されるとかそういう話ではなくて、そういう「入口」に戻った方が良いことがあまりに多いのではないかと思ったからだ。そして、子供たちにオススメを問われたときに、「好きなものを読んだらいい。読むべき本なんてこの世にはない。自分にとって読まなければならない本は適切なタイミングで向こうから語りかけてくる。そのためには、その時の気分に忠実に活字にアクセスを続けることが重要。「読める」状態に、本の語りかけてくる声が聞こえる状態にはなっておくんだよ」みたいな内容以外の具体の解答を用意したいというのもある。切羽詰まった人もこの先現れるかもしれないので。 ▼それで、いまは『高校生のための文章読本』を読んでいるのだけれども、これがなんだか本そのもののテンションが高くて