米EMC会長兼CEOのジョー・トゥッチ氏が4年ぶりに来日。クラウドやビッグデータに対する同社の取り組みや将来のデータセンターのビジョンを語った。 米EMCのジョー・トゥッチ会長兼CEOは10月29日、記者会見を都内で開き、同社のクラウドコンピューティングやビッグデータ分野における取り組みを説明した。クラウドコンピューティングの次に来るものとして、「Software-Defined Data Center(ソフトウェアで最適化されたデータセンター)」というビジョンも掲げた。 同社は近年における事業の注力分野にクラウド、ビッグデータ、セキュリティを掲げる。トゥッチ氏は、その理由として企業のIT予算の7割近くを運用保守コストが占めて技術革新が難しいこと、今後10年間でデータ量が44倍に増えること、企業を狙うサイバー攻撃が増えていることを挙げた。これらはCIOの課題でもあり、その打開策として期待す