10〜12日に東京ビッグサイトで開催された日本最大級の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)82」の企業ブースにこれまでと異なった動きがみられた。企業ブースは出版社やアニメ会社、ゲームメーカーの出展が大半だったが、今夏は、「Google(グーグル)」、「サントリー」や鳥取県などが出展。マンガやアニメなどの“サブカルチャー”とは無縁に見える企業の出展は、50万人を超える参加者にどのように受け入れられたのか。出展の意図と手応えを探った。 コミケは、75年に始まったマンガや小説、ゲーム、音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されている。11年夏は期間中、約54万人、同年冬は同50万人、今夏は過去最高タイとなる同56万人を集めた。ブースには、同人誌を販売する一般ブースと商業作品を扱う企業ブースがあり、企業ブースは、95年夏から導入され、96年冬から本格的にスタートした。 これまで