「物語のメディア」としてのゲーム 第3回:開発者が考える「物語とゲームの完全な調和」 文:Laura Parker(GameSpot AU) 翻訳校正:川村インターナショナル 公開日時:2009/09/07 08:00 第2回からつづく。 ギリシャの哲学者であるアリストテレスはかつて、「物語には始めと中間と終わりさえあればいい」と語った。アリストテレスが正しいならば(歴史上もっとも偉大な思想家のひとりといっても誰も異論はないだろう)、ゲームも多様に発達した「物語を伝える手段」の一形態とみなすべきだろう。ゲームが既知の形態とは異なる方法で物語を伝えることは事実だが、根本的にはほかのメディアと同様、「物語を伝えるうえで効果的なメディア」といえる。ゲーム内容を支える優れた物語を求めない、必要としないゲームも一部に存在することは周知の事実である。そしてこれまで考証したとおり、ゲームが持