飲酒後にいったん運転代行車を使いながら、自宅近くの路上やコンビニ店で利用をやめる「途中下車」をし、飲酒運転する事例が茨城県で相次いでいる。 「ここまで来れば大丈夫」という気の緩みが主な理由で、利用客の約1割に上るという。忘年会シーズンが終盤に近づく中、運転代行業者は茨城県警などと連携して飲酒運転をしないよう呼びかけている。 「この辺りにはお巡りさんはいない」「そんなに飲んでいない」「道案内が面倒くさい」「犬がほえる」「お金が足りない」――。 運転代行業者によると、利用者が当初の目的地に到着する前に、運転代行の利用をやめて自らハンドルを握る理由は様々で、最後には決まって「大丈夫だから」と言うようだ。途中下車の件数は飲酒運転厳罰化の中で減少傾向にあるものの、依然として後を絶たない。 水戸市のある業者は、「相手は酔客。(途中で利用をやめたことで起きた)事故や検挙の例を出して説得しても、『いいから