2015年に登場したテスラ・モデルXは、業界で最もユニークな車両だと言える。僕は最初に肉眼で見た時、2025年からタイムスリップしてきたタイムマシンだと感じた。そのスペックは半端じゃない。ファルコン・ウィングドア、業界最大のタッチスクリーン、異次元の加速性、近未来的な室内、「対生物兵器モード」、業界一珍しい機能、テスラ専用の急速充電器ネットワーク、業界一の自動運転モード、世界の放送局と繋ぐインターネットラジオなどが満載したモデルXは類を見ない、まるでバック・トゥ・ザ・フューチャー的な高級SUVだ。 ファルコン・ウィングドアの動きは意外にスムーズで静か。 Photo by Peter Lyon 加速はスーパーカー並み 5年前に最初に乗ったテスラ初のSUVにも圧倒されたけど、昨年ラインアップに加わったビッグマイナーチェンジの2019年仕様に再び感動した。「P100D」何たらかんたらという車両の