昔から地域を守り続ける神社を紹介する「となりの鎮守様」シリーズ。今回は、河内長野市高向にある「高向神社(たこうじんじゃ)」です。高向神社には、多くの文化財が存在すると共に、高向王の墓とされる塚が存在する由緒ある神社です。 高向神社の歴史は不明な点が多いのですが、それには、ある人物がとった、とんでもない行動に理由がありました。ある人物がとった行動とは一体?今回は、河内長野市高向にある「高向神社」を紹介します。 高向の歴史 国道170号上原交差点付近から、高向小学校周辺にかけて高向遺跡が存在しています。遺跡の調査から、石器時代から中世にかけて人々が暮らした跡が見つかっており、高向は古くから栄えていたようです。 高向は錦部郡に属し高向庄とも言われていました。高向の地名は古い記録にもあり、731年に記された「住吉大社神代記」にも登場。記録によれば、石川錦織許呂という渡来人が預かった山の所在地に、天