仏自動車大手ルノーが仏当局から立ち入り調査を受けていた問題で、ロワイヤル仏環境相は14日、独フォルクスワーゲン(VW)が規制逃れのために車に搭載していた、不正ソフトウェアはルノーで見つからなかったことを明らかにした。AFP通信などが報じた。 ただ、ロワイヤル氏はこれまでの調べで、ルノーやほかの外国自動車メーカーの車で、二酸化炭素(CO2)と窒素酸化物(NOx)の排出量が基準を超えていたと述べた。仏当局は基準以下に抑えるように対策を求めるとみられる。 一方、マクロン仏経産相も14日、ルノーへの調査は「(VWの問題と)比べるような状況では全くない」と述べた。(ロンドン=寺西和男)