7日に国際宇宙ステーション(ISS)に向かう宇宙飛行士・大西卓哉さん(40)が6日、カザフスタン・バイコヌール市内で記者会見をした。打ち上げ当日は七夕。他の飛行士と短冊を書き、ミッション成功を祈ったことを明かし、「世界中の、日本の人たちの、夢と希望を背負ってフライトしたい」と語った。 会見は感染症を防ぐためガラス越しに開催。会場には日本から家族や友人らも駆けつけた。 大西さんは東京都生まれ。父親の転勤で大阪、兵庫、岡山、東京、横浜と引っ越しを繰り返した。 宇宙に興味を持ったのは小学2年のころだ。父親に連れられスター・ウォーズの最新作を見て胸を躍らせた。以来、空と宇宙への関心を深めた。聖光学院(横浜市)の中学1年時、夏の自由研究で提出したリポートは「星と星座をくわしく調べてみて」。ブラックホールの説明や、星座の見つけ方を記し、「何げなく星を見ていたが、調べてみるととても面白かった」とまとめた
英ブレア政権が2003年にイラク戦争に参戦した経緯や侵攻後の占領政策を検証した独立調査委員会(チルコット委員会)が6日、報告書を公表した。参戦の決断を「(フセイン政権の)武装解除の平和的な方策を尽くす前に侵攻に参加した。軍事行動は当時、最後の手段ではなかった」と断じた。開戦から13年を経て戦争を検証した報告書は、自国政府の判断や評価の過ちを厳しく指摘する内容となった。 イラク戦争は、フセイン独裁政権の大量破壊兵器(WMD)の開発・保有という誤った情報を大義に米英主導で始まった。 委員長を務めた元北アイルランド省次官のジョン・チルコット氏の声明や報告書は、イラクでの軍事行動の決定について、「法的根拠があると決断する状況にはほど遠かった」と結論づけた。WMDについても、化学・生物兵器の開発が続いているとの情報は「確実」というレベルになく、核兵器も「経済制裁が適切な形で維持されている限り開発でき
ミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問兼外相をフェイスブック上で侮辱したとして、同国中部サリンの公務員の男が電気通信法違反(名誉毀損〈きそん〉)の容疑で逮捕・起訴されたことが6日、明らかになった。スーチー氏率いる与党・国民民主連盟(NLD)の地元支部が警察に訴えて事件化されたという。 NLDのサリン選出の下院議員によると、公務員は6月18日の投稿で、「外国人の妻」を意味する侮辱的なビルマ語表現を使って、スーチー氏をののしったという。亡夫が英国人のスーチー氏に対しては、かつて軍事政権が同じ表現で中傷していた。NLD支部メンバーの訴えを受けて公務員は今月2日に逮捕された。 軍政の流れをくむテインセイン前政権までは、軍幹部らへの名誉毀損の容疑で活動家らが逮捕されてきた。NLDは言論の自由を訴えてきたが、党中央幹部のニャンウィン氏は「今回の件は現行法通りに手続きをしているので問題はない」との見解を
ベルギーの首都ブリュッセルにある世界遺産の広場「グランプラス」で5日、夏の訪れを告げる祭り「オメガング」があった。今年は日本とベルギーの外交関係樹立150周年を記念して、日本も招待され、戦国時代の甲冑(かっちゅう)や打ち掛けをまとった約30人の一行が行進した。 オメガングは、1549年に神聖ローマ帝国のカール大帝が、ブリュッセルを訪問した際の歓迎パレードを再現した祭り。貴族、騎士、道化師らに扮した人たちが約2時間にわたって踊ったり、楽器を演奏したりしながら会場を練り歩き、会場を盛り上げた。 8月にグランプラスで開かれる花の祭典「フラワーカーペット」では、日本をテーマにした花鳥風月の巨大な花のじゅうたんが飾られる予定だ。(ブリュッセル=吉田美智子)
ブラジル・リオデジャネイロ五輪の開幕まで1カ月となった5日、リオ市内で五輪に反対する集会が開かれた。ただ、参加したのは数十人ほどで、大規模な反対デモが起きた2014年のサッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会とは対照的な状況だ。 リオ市の中心部に集まった参加者は「オリンピックは認めない」などと書かれたプラカードを掲げ、「聖火のトーチの火を消すぞ」とマイクで叫んだ。教員のガブリエル・シケイラさん(27)は「五輪のせいで多くの人が立ち退きを余儀なくされた」と訴えた。 ただ、14年W杯の際には各地で大規模なデモが相次ぎ、一部が暴徒化したのに対し、「五輪反対」は大きな動きになっていない。 一方、4日には警察官らが給料未払いに対する抗議デモをした。AFP通信によると、警察官と消防士の計100人以上が参加。同市の国際空港で「地獄へようこそ。給料が支払われていないので、リオに来る人は安全ではない」など
バングラデシュの首都ダッカで日本人7人を含む人質20人が犠牲になった立てこもり事件で、バングラデシュの警察当局は5日、実行犯として5人の訴追手続きを始めた。また、ロイター通信によると、当局はさらにイスラム過激派「バングラデシュ・ムジャヒディン集団」(JMB)のメンバー6人を、襲撃を計画した可能性があるとして追っている。 地元報道や朝日新聞の取材によると、訴追されたのは、ロハン・イムティヤズ(20)、サメフ・ムバシール(18)、ニブラス・イスラム(22)、カイラル・イスラム・パエル(20)、シャフィクル・イスラム・ウザル(25)の各容疑者。 ロハン、サメフ、ニブラスの各容疑者はダッカの豊かな家庭に育ち、同じ私立高校を出ている。また、カイラル・イスラム容疑者は北部ボグラのイスラム宗教学校を卒業し、シャフィクル・イスラム容疑者もボグラ出身でダッカ近郊の幼稚園の元教員だという。 この事件で治安当局
バングラデシュ・ダッカの人質立てこもり事件で、日本国内のバングラデシュ人に心痛が広がる。駐日大使は安全対策の徹底を誓った。実行犯と同じ大学に通っていた留学生は、同世代の犯行に自問を繰り返した。願いは一つ。変わらぬ両国の友好関係だ。 留学生「本当に悲しい」 事件について自問するバングラデシュ人の大学生がいる。実行犯の一人は「母校」の後輩だった。「なぜ同世代の彼らが」。答えは出ない。 「バングラデシュの発展を助けてくれた日本の人たちが標的になるなんて……。本当に悲しい」。東大教養学部3年のイシュラク・ジャイギルダーさん(24)はそう話す。 医師の家に生まれた。7歳からダッカで育ち、名門私立大学に進学。1年生の時に東大の試験に合格し、来日した。 事件は、現場のグルシャン地区に住む親戚のフェイスブックのメッセージで知った。驚きはそれだけではなかった。大学の後輩、いとこが通う名門私立高の出身……。実
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ハンガリーのアーデル大統領は5日、中東などからの難民の受け入れを巡り、欧州連合(EU)の政策の是非を問う国民投票を10月2日に行うと発表した。独DPA通信が伝えた。国内では政府の反移民キャンペーンが続いており、国民投票が実施されれば反対が多数を占める可能性が高い。 同国政府は5月、加盟国に受け入れの分担を義務づけた昨秋のEU首脳会議の決定を、国民投票で問う方針を示していた。英国が国民投票でEU離脱を決めた勢いを利用し、EU首脳や独仏など主要国を揺さぶる狙いがあるとみられる。 EUは、基本条約「リスボン条約」で首脳会議などでの決定について定めており、個別の課題で加盟国が国民投票をしても覆すことはできない。ただ、こうした事例が続けば、難民問題に限らず「加盟国の民意無視」というEU批判の火に油を注ぐのは必至だ。(ベルリン=玉川透)
若い熱意や熟練した技術が、途上国支援に注がれるはずだった。バングラデシュ・ダッカの人質立てこもり事件で犠牲になった7人の遺体が5日、家族とともに帰国した。活躍を楽しみにしていた知人らは、志半ばで倒れたそれぞれの無念さに思いをはせた。 カンボジアで教育支援 亡くなった下平(しもだいら)瑠衣さん(27)は学生時代からカンボジアや東日本大震災の被災地で、積極的にボランティア活動に携わっていた。 途上国で教育支援などに取り組む認定NPO法人「JHP・学校をつくる会」(東京都港区)によると、大学2年だった2009年3月、ボランティアとしてカンボジアに3週間滞在。小学校に寄贈するブランコをつくったり、現地で披露するソーラン節のリーダーになったりした。11年の東日本大震災の際には、津波に襲われた宮城県南三陸町で写真を洗浄する作業に携わったという。 同会の清国将義事務局長(45… この記事は有料会員記事で
米大統領選で民主党の候補者指名を確実にしたクリントン前国務長官(68)の私用メール問題で、米連邦捜査局(FBI)のコミー長官は5日に会見し、「捜査の結果、訴追には相当しないと判断した」と発表した。ただ、メールには機密情報が含まれており、「取り扱いが極めて不注意だった」と批判した。 会見を受け、共和党のトランプ氏(70)は「不正なシステムにより、(クリントン氏は)受けるべき刑事訴追を免れるようだ」「最終的な陪審員は米国の有権者だ」との声明を発表。大統領選に向け、引き続き問題にする姿勢を示した。 一方、クリントン氏の陣営は「… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。
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