米大統領選の共和党候補トランプ氏は5日、同党のライアン下院議長と重鎮マケイン上院軍事委員長への支持を表明した。トランプ氏は3日前、自らの言動に苦言を呈してきた2人への支持拒絶を表明したばかりだが、態度を一変させた。 2人は、11月の連邦議会選挙で再選をめざす。予備選を目前に控えた党有力者への支持拒絶に党内外から批判が出たため、亀裂修復を急いだとみられる。 トランプ氏はライアン氏の地元ウィスコンシン州の集会で、同氏への支持を明言。「私たちは意見の異なる部分もあるかもしれないが、たいていは同意できている」と述べた。マケイン氏については働きぶりに不満を口にしていたが、この日は「国家への貢献をとても尊敬している」と述べた。自由奔放な発言で知られるトランプ氏だが、この日は、用意した紙をゆっくりと読み上げた。 トランプ氏が2人への支持を拒否したのは、戦死したイスラム教徒の米兵の両親をトランプ氏が侮辱し