コリン・パウエル元米国務長官が11日、ソウルの国立外交院で講演し、「万一、北朝鮮が米国を攻撃すれば、米国はすぐに(北朝鮮を)攻撃し、北朝鮮の政権は消滅する。北朝鮮がそのような自殺行為をしないことを信じる」と述べ、「核戦力の完成」を宣言した北朝鮮に警告した。 パウエル氏は「北朝鮮は(建国以来)69年間、とても賢く、計画的に行動しており、金正恩(キムジョンウン)労働党委員長も同じように行動している。彼は自殺行為をすることに関心はないはずだ」と指摘した上で、「正恩氏がどのような戦略的なゲームをするかわからないが、核兵器を使えば自身が危険に直面するだろう」と強調した。 その上で、北朝鮮の核ミサイル問題の解決方法は「外交力と抑止力を活用しつつ、平和のために北朝鮮と対話しなければならない」と提言。「平和的な方式による完全かつ検証可能で不可逆的な非核化を強力に支持する」と述べ、軍事的手段によらない解決は