口を固く結び、息絶えた幼子を背に直立不動の姿勢をとる少年。終戦後に長崎に進駐した米軍の従軍カメラマンだった故ジョー・オダネル氏(2007年に85歳で死去)が撮影した「焼き場に立つ少年」があしらわれていた。亡くなった弟を背負い、火葬の順番を待つ情景と伝えられている。 ローマ法王「胸打たれた」 「戦争がもたらすもの」という言葉と、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王のサインがあった。 法王は1月、訪問先の南米に向かう機内でカードについて問われ「写真を見て胸を打たれた。このような写真が千の言葉よりも多くを語る。だから分かち合いたいと思った」と語った。