2020年6月12日のブックマーク (4件)

  • クソデカ羅生門

    ある日の超暮方(ほぼ夜)の事である。一人の下人が、クソデカい羅生門の完全な真下で雨やみを気持ち悪いほどずっと待ちまくっていた。 馬鹿みたいに広い門の真下には、この大男のほかに全然誰もいない。ただ、所々丹塗のびっくりするくらい剥げた、信じられないほど大きな円柱に、象くらいある蟋蟀が一匹とまっている。クソデカ羅生門が、大河のように広い朱雀大路にある以上は、この狂った男のほかにも、激・雨やみをする巨大市女笠や爆裂揉烏帽子が、もう二三百人はありそうなものである。それが、この珍妙男のほかには全然誰もマジで全くいない。 何故かと云うと、この二三千年、京都には、超巨大地震とか破壊的辻風とか最強大火事とか極限饑饉とか云うエグすぎる災が毎日つづいて起こった。そこでクソ広い洛中のさびれ方はマジでもう一通りとかそういうレベルではない。旧記によると、クソデカい仏像や文化財クラスの仏具をものすごいパワーで打砕いて、

    クソデカ羅生門
    mera85326b
    mera85326b 2020/06/12
    「マジで悲しくなっちゃうくらい全然引取り手のないきったない死人を、この門へ猛ダッシュで持って来て」のあたりでもうダメだった
  • 『クソデカ羅生門』登場人物紹介

    登場人物(大嘘) クソデカ羅生門:トチ狂ったクソデカさを誇る門。正気を疑うレベルでデカい、というかガチで世界一デカい。碌に修理もされず、ボロボロに荒れ果てた結果、クソヤバい狐狸や世界最強の盗人(六万人)が棲み着くようになったり、死体が超スピードで積み上がるようになってしまった。 下人:下人というからには、どこぞの使用人に違いあるまい。最近、主人にクビにされたらしく、激烈豪雨の中行きどころも無く、クソデカ羅生門で超途方にくれているが・・・ ブッサイクで気持ちの悪い顔だが、清廉潔白超高潔にして、ありとあらゆる悪を世界一憎む心を持ち、最強正義を体現する男の中の男。その一方で腐った性根と史上空前に邪悪な心を兼ね備えている。大馬鹿で学がなく、クソアホ。七十二時間ほど呼吸をするのを忘れても生きていける。三千里(約一万二千米)飛び上がる跳躍力を持つ。韋駄天の異名を持つ。足は丸太のように太い。腹が減ってい

    『クソデカ羅生門』登場人物紹介
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  • ペンはキーボードよりも強し? - ならずものになろう

    国語教育学会の『国語教育研究』No.578、つまりは今月号は「考えの形成・深化を図る「書くこと」の指導」という特集で、個人的には「質問づくり(QFT)」の優れた実践などもあって、見所の多い楽しい号でした。 そんな楽しい今月号なのですが、引っかかることが一点。 桑原隆先生の巻頭言「ペンはキーボードよりも強し」である。 キーボードとペン 巻頭言なので、学術的な正確さと言うよりも、特集のテーマに関連したコラムくらいの読み方がされればよい部分であるので、あまりごちゃごちゃ言っても仕方ないし、文章の量も限られているので、どういう意図なのかを読み取ることも難しいため、そこから逐一、批判めいたことを書いても仕方ない。 ただ、気になることをメモとして書いておこう。 巻頭言の内容としては、どこまで書いてよいものか判断が難しい。いかんせん、文章の長さが短いので、引用して説明しようとすると大部分を書くことに

    ペンはキーボードよりも強し? - ならずものになろう