ブックマーク / www.s-locarno.com (46)

  • 思いこみを乗り越えていくために - ならずものになろう

    高校の授業の「評価」をやっと理解できそうな一冊が出た。 深い理解のために 高等学校 観点別評価入門 作者:八田幸恵,渡邉久暢 学事出版 Amazon 高校の国語科の実践を追っている人であれば、渡邉先生と八田先生のコンビにはピンとくるはず! 教室における読みのカリキュラム設計 作者:八田 幸恵 日標準 Amazon 研究者と実践者が協働して、高校の現場に深く斬り込んだなぁという深い感動があります。 「高校だから」という免罪符 日のあらゆる学校を知悉しているわけではないのだけど、自分の勤務校や知り合った多くの先生の話から推測されることがある。 それは「高校は義務教育でないから」という言い訳や「高校はやることが抽象的だから」という言い訳が「観点別評価は役に立たないから適当にやればいい」という主張の声が大きくなりがちだということである。 当に観点別評価の趣旨を考えて、子どもたちに意味のあるフ

    思いこみを乗り越えていくために - ならずものになろう
  • 【書評】国語科の「読解方略」と授業 - ならずものになろう

    昨日の過分なご紹介に応える形で、温めていた原稿を放出します(笑)。 kimilab.hateblo.jp 最近発売された国語科の授業づくりにおける「読解方略」をテーマに扱ったとっておきの一冊です。 中学校・高等学校国語科 「読解方略」習得ワーク&指導アイデア 作者:犬飼 龍馬 明治図書出版 Amazon 著者の犬飼先生のminneから購入するとちょっとだけお安い。 minne.com 授業づくりの立脚点として 「読解方略」に焦点を当てて、どのような授業の文脈でどのように活用すれば効果的に国語の力を付けることができるかという一冊である。 書が執筆された動機として、筆者は以下のようなことを述べている。 生徒の主体的な「読み」を大切にするべきか。それとも「文章」に対する「正しい」「読み」を大事にするべきか。国語教員を悩ませるこの問題は、かつて論争に発展したこともある難問である(中略)教師が生徒

    【書評】国語科の「読解方略」と授業 - ならずものになろう
  • 全国学力・学習状況調査のリアクション… - ならずものになろう

    全国学力・学習状況調査の結果が出ましたね。 www.nier.go.jp 早速、報道が過熱するのですが、どうしても順位づけして煽りたがるようである。 全国学力テスト2022の結果公表【都道府県別の一覧表あり】 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス 一覧を出す意図がどこにある?巧妙に「そんな意図はない」という言い逃れを残しておく姿勢も憎たらしい。 平均点に意味は無い 平均点でランキングをしようとする発想を止められない。良識の問題である。良識を期待できない社会だと直面させられる。 この調査結果については毎年必ず以下のような注意事項が書かれている。 調査結果の解釈等に関する留意事項 調査は、幅広く児童生徒の学力や学習状況等を把握することなどを目的として実施しているが、実施教科が特定の教科のみであることや、必ずしも学習指導要領全体を網羅するものではないことなどから、調査

    全国学力・学習状況調査のリアクション… - ならずものになろう
  • 何だか大ごとに? - ならずものになろう

    文法を発見させたり体験的に考えさせたりする授業のネタとしてはこのが定番だよなぁと思ってます。 pic.twitter.com/ClDLH0Al9r — ロカルノ (@s_locarno) 2022年5月14日 こんなツイートを全国大学国語教育学会公開講座があった日にぽつりと…。 www.s-locarno.com 日語・国語の話題ネタ 実は知りたかった日語のあれこれ 作者:森山卓郎,安部朋世,石田美代子,川端元子,日高水穂,松崎史周,矢澤真人 ひつじ書房 Amazon 自分の知らないうちに何かあったようで… 品切れ? 森山卓郎編『日語・国語の話題ネタ 実は知りたかった日語のあれこれ』(ひつじ書房、2012年6月刊行) どなたかご紹介くださったのか、5月中頃より一時的にネット書店等で品切となっておりましたが、十分在庫ございます。アマゾンの在庫も復活!https://t.co/n0a

    何だか大ごとに? - ならずものになろう
    mera85326b
    mera85326b 2022/06/05
    公開講座でいただいたコメントにより一部書籍が品薄になったことについて。コメントありがとうございました!
  • 文法を教えることを考える - ならずものになろう

    久々に休みが重なったので全国大学国語教育学会公開講座に参加できました。なお、休みだけど職場で考査を作りながら参加していたということは特記しておく。 まだ見ていない方はYouTubeからぜひ! 日の公開講座「「生きて働く」文法どはどのようなものか?」 YouTube Live動画のアーカイブ配信もすでに開始されました。見逃された方は是非ご覧ください。https://t.co/bJ0N98hxvQ#jtsj #文法教育 #生きて働く文法 #国語教育 pic.twitter.com/X8tIscxD3a — 全国大学国語教育学会研究部門 (@jtsj_zkdg) 2022年5月14日 youtu.be 文法は面白い? 公開講座の内容についてはYouTubeをご覧いただければ分かるので、ここで内容をくり返さない。この公開講座を受けての自分の考えたことを書こうと思う。 こういう公開講座のようなこと

    文法を教えることを考える - ならずものになろう
    mera85326b
    mera85326b 2022/05/14
    公開講座の感想を書いてくださいました。「文法は面白い」というところ、共感します。
  • 一つの習慣 - ならずものになろう

    日は連休の谷間で出勤日。 ひたすら続ける 自分は担任である限り、必ず続けている一つの習慣がある。 それは、朝と夕方の教室整備である。 こういうことを書くと、自分から仕事を増やして教職のブラックかを助長するような真似を推奨しているように見られてしまうかもしれないが、これは誰に強要するわけでもなく、自分の習慣として続けていることである。 生徒達と掃除はするのだが、掃除をした後に生徒が活動をするから、結局、放課後の最終下校の時間帯になると机は乱れているしゴミだって落ちている。 もちろん、荒れ放題ということではなく、一つ二つ気になることがあるという程度の話である。 ただ、自分にとってはそれがとにかく気になるのである。 例えば、朝一番にせっかく登校してきたのに、机がキレイに並んでいなかったりゴミが散らかっていたり私物が散乱していたりしたら嫌になるだろう。 学校に普通に登校するということは、この仕事

    一つの習慣 - ならずものになろう
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    mera85326b 2022/05/02
    「教えるという仕事は、感情を振り回される仕事だ。自分の軸がどこにあり、何を大切にしているかの自問自答をしつこくルーティンにできていないと、簡単に自分を見失って苦しくなってしまう」
  • 噛み合わない - ならずものになろう

    色々な調整を行なっている時期ですが、使っている言語が噛み合わないというタイミングが何度もやってくる。 普段の積み重ねとは、こういう時に露呈する。 色々なところで… 先月の雑誌を読みきっていなかったのでパラパラと眺めるなど。 教育科学 国語教育 2022年 02月号 (国語教育 2022年の論点) 明治図書出版 Amazon これを読んでいると、ある記事に対し「あぁ…まだこの認識と知識なのね……」とゲンナリ。 もう、様々に面倒なので言及することもしないし、批判を書くこともしないけど、いい加減、新井紀子氏の個人的な思い込みに基づく発言が国語科教育の総意であるような雑な論の立て方で高校の国語科教育をどうこうしようということにはうんざりです。 しかし、この手のすれ違いが結局職場でも起こっているわけで、見ず知らずの遠い人が好き勝手なことを言っているならともかく、職場で意見や考えていることにズレがある

    噛み合わない - ならずものになろう
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    mera85326b 2022/02/05
    「要請されることをきちんと答えつつ、それでいて浅薄なところに止まらないための方法を考え続けなければいけないのである」
  • 読み書きを鍛える - ならずものになろう

    これまでの自分の国語総合の実践の一年間のゴールとしては、なんとなく「自立して文章に対して読み書き、対話ができること」を考えていたように思う。 今年の高1が最後の国語総合になるので、そんなことをぼんやりと考える。 表現は経験値がものをいう 何かを表現するということを自立してできるようになるためには、膨大な時間の経験値が必要だろうと感じている。 圧倒的に50分一コマの授業では、訓練のためには時間が足りていないと感じているし、週に2単位しかない自分の授業では、週辺りの訓練の時間も絶対的に足りていないと感じる。 もちろん、授業を通じて生徒には「読み方」なども教えなければいけないし、勤務校の性質上、受験対策のようなこともしなければいけない。 しかし、それはあくまで脇道や備えみたいなもので、来、授業の王道にあるべき事柄ではない。 授業では1秒でも多く、1秒でも長く、読んだり書いたりする時間をとって、

    読み書きを鍛える - ならずものになろう
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    mera85326b 2022/01/25
    高1段階での具体的な到達目標の一例。自分の授業でははたしてどこまで(以下略)
  • もっと高校国語科のあれこれ - ならずものになろう

    ここ数日の続きです。 www.s-locarno.com www.s-locarno.com www.s-locarno.com 「国語表現」についてもう少し話してみましょう。 「国語表現」は素材を広く使えるかも? 個人的に、「国語表現」を特に注目したい理由の一つが、授業で扱える素材の広さがあるかもしれないと感じるからだ。特に、「論理国語」「文学国語」と明確に分けられてしまったことからすると、「国語表現」が面白くならないかということが気になるのである。 「論理国語」の学習指導要領解説編などには、「現代の国語」と同様に明確に「文学の素材は対象としない」と捉えられる内容が書かれている。 例えば (平成30年改訂の高等学校学習指導要領に関するQ&A(国語に関すること)2021/09/16確認) 今回の「現代の国語」の教科書で明確に文学の素材にノーが出された以上は、これから出てくる「論理国語」にも

    もっと高校国語科のあれこれ - ならずものになろう
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    mera85326b 2021/09/18
    “「受験」を理由に「文学国語」が選べなくなることが炎上するのに、「国語表現」が「受験」を理由に選ばれないできたことには相変わらず見向きもされないのである”
  • 高校国語科のあれこれ - ならずものになろう

    昨日の話の続き。 www.s-locarno.com 実際、教科書の採択はどうなったか 昨日の記事で、第一学習社の教科書と高校の現場の話をちらっと述べたが、では、実際に、どの教科書がどのくらい採択され、今年度からどのように動いたのかということが気になるところである。 実は、この点については自治体のホームページなどで確認できる場合もある。例えば東京都を例に見てみよう。おそらく一番分かりやすくデータを出してくれている。 www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp まずは「現代の国語」の採択の割合から。 (令和4年度使用都立高等学校及び都立中等教育学校(後期課程)用教科書 教科別採択結果(教科書別学校数)(文部科学省検定済教科書 共通教科)P.2より。2021/09/14確認) 続いて「言語文化」。 (令和4年度使用都立高等学校及び都立中等教育学校(後期課程)用教科書 教科別採択結

    高校国語科のあれこれ - ならずものになろう
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    mera85326b 2021/09/15
    “もともと「国語総合」の教科書のシェアにおいては第一学習社は…33%くらいだった。それが「現代の国語」に文学教材を掲載する唯一の教科書になったことで、シェアが40%を超える程度にまで伸びている”
  • 教科書をめぐるあれこれ - ならずものになろう

    こんな記事が話題になっている。 www.asahi.com コンテンツではなくコンピテンシーを!だとか感情的なことより実用性だ!!だとか信仰対立になりそうな話は脇に置くとして、少し整理できることを整理して紹介しておこう。 授業の数について あまり当該教科の教員でなければ(下手するとの当該教科の教員も意識していないかも)、その教科の中である分野をどの程度時間を割いて授業をするかが、学習指導要領で大枠が示されているということを知らないかもしれない。 今回の「羅生門」などの件については、「文学の授業が減らされる!!」ということにかなりの反応が起こることが多いので、学習指導要領上の数字を紹介しておこう。 現行の学習指導要領では高校の国語科の必修科目は「国語総合」であり、週4コマが想定されている。学校は基的に35週で計算するので、週4コマとは140コマを一年間で授業することになるのだということであ

    教科書をめぐるあれこれ - ならずものになろう
    mera85326b
    mera85326b 2021/09/14
    「必修科目の段階においては国語総合と授業時間数は変化していないので、本来は「文学を軽視する」だとか「文学を教える時間が削られる」という議論が、この教科書選定で出てくるのは、理屈の上ではおかしい」
  • ことばの世界の入り口へ - ならずものになろう

    自分は国語科の中では割と少数派閥の日語学分野を専門に大学、大学院時代に学んだ人間です。そんな日語学クラスタに嬉しい一冊が発売になりました。 自由研究 ようこそ! ことばの実験室(コトラボ)へ 作者:松浦年男 ひつじ書房 Amazon ポップな表紙ですが「ひつじ書房」(言語学・日語学関係の専門書を扱う大手)の出版と言うこともあって、平易な語り口の格派な一冊です! ことばの探究学習へ 書は「自由研究」として「ことば」を扱うためのてびきという体裁になっている。「自由研究」というと、どうしても理科の実験や社会のフィールドワークや調査がイメージされて、なかなか「ことば」という観点でやってみようという発想は出てこない。 どうしても小中高校の「国語」の授業の中の「ことば」というと「漢字」を覚えることだとかや意味があるのかがイマイチ分からないと言われる「学校文法」だとかをイメージされやすい。 し

    ことばの世界の入り口へ - ならずものになろう
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    mera85326b 2021/08/25
    ことばについて探求したい小・中・高校生向けの書籍紹介。
  • 中学国語の授業づくりの強い味方に - ならずものになろう

    楽しみにしていたシリーズが届く。 「少年の日の思い出」の授業 (対話的な学びで一人一人を育てる中学校国語授業) 作者:幾田 伸司 東洋館出版社 Amazon 「走れメロス」の授業 (対話的な学びで一人一人を育てる中学校国語授業) 作者:萩中 奈穂美 東洋館出版社 Amazon 「故郷」の授業 (対話的な学びで一人一人を育てる中学校国語授業) 作者:高橋 伸 東洋館出版社 Amazon 学年ごとの定番教材について「作品の基事項の解説」+「実践例」+「実践の解説」という構成。 作品解説は心強い どのシリーズも各定番教材がどのような作品なのかという典型的な解説やこれまた実践として典型的で安定的な授業づくりのポイントをこれでもかというくらいにコンパクトに書かれている。 教科書の指導書にも同じようなことが書かれていると言えばその通りではあるけど、指導書よりも幅広く、個性的な観点で書かれているものが

    中学国語の授業づくりの強い味方に - ならずものになろう
    mera85326b
    mera85326b 2021/07/18
    中学校の教材研究に関する新しいシリーズ本の紹介。
  • 教育実習で授業のどこを見るか - ならずものになろう

    6月は教育実習の季節ですね。 この記事を書くには少し時期が遅い気もするが、まあ、後期もあるということで。検索の流入を見ると、教育実習ネタで当ブログに来てくれる人もいるようなので。 www.s-locarno.com 同じようなネタを書いていましたね。 www.s-locarno.com まあ、同じネタでも定期的に書くと自分の考えの変化の確認にもなるのでよいとしよう。 授業者ともっと話すべきでは? ここ数年で、一層、強く感じるようになっていることとしては、実習生が授業見学する際には「授業者にあれこれと話を聞く」ということをもっとした方がいいのでは?ということである。 コロナの影響もあって、授業の見学に行くこともあまり出来なくなってしまっている世の中なので、一層に、この短い実習の期間で得るものを増やそうとするのであれば、現場の先生方に色々と話を聞くということに時間を割いていいのではないかと思う

    教育実習で授業のどこを見るか - ならずものになろう
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    mera85326b 2021/06/07
    “以前に、生徒の授業の様子を学生と現場の先生で見比べるということをやったことがあるが、学生がまったく見落としていることを、現場の先生はちゃんと高確率で気づいていた”
  • 【書評】高校の探究を始めるために - ならずものになろう

    高校でも探究が重要になる時代がやってくる。 高校教員のための探究学習入門―問いからはじめる7つのステップ 発売日: 2021/03/20 メディア: 単行 実践と理論の往還が大切だと良くいわれますが、それを体現している書籍にはなかなかお目にかかれない。その意味ではこのは分かりやすく、理論と実践の両面が解説されている一冊です。 はじめからわかりやすく 書は研究者の理論と実践者の実感がバランス良く組み合わされて書かれている。各章の内容については先行研究を簡単に紹介しながら、どのような理論で探究学習が展開されているかが述べられ、合間合間に実践事例のインタビューが述べられている。 探究関係についてかじったことがある人であれば、おなじみの書籍や論文が紹介されていると言えるが、逆に「これからやれと言われて困っている」という人からすれば、どうして必要になるのかということが分かりやすく順序立てて説明

    【書評】高校の探究を始めるために - ならずものになろう
  • 教員も勉強する - ならずものになろう

    年度初めは新しいことに挑戦したいという気持ちを強く持つものです。しかし、それが日々の忙しさに忙殺されて、だんだんと継続できなくなっていくことが自覚される。 自分の都合だけでは時間をコントロールできない教職という仕事だからこそ、日々の自分の勉強をどう続けるかは強く考えることである。 きりの良いスタートなどない 新年度の始まりだとか、新学期の始まりを待って、新しいことに挑戦しようという気持ちを持つことは悪くない。しかし、「新学期になったら始めよう」というような調子で、自分が「やろう」と思ったことをズルズルと後回しにするのはあまり上策ではない。 何かをしようと思ったときが、一番、自分にとってやる気のある瞬間であり、あとはそこから徐々に衰退していくだけである。 もし、何かに挑戦しようと思うのであれば、唐突に誰かに宣言して始めるべきなのである。 独学大全――絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のた

    教員も勉強する - ならずものになろう
  • 探究の参考になる本など - ならずものになろう

    最近の話題の一冊と言えば 「探究」する学びをつくる 作者:藤原 さと 発売日: 2020/12/04 メディア: Kindle版 紙のの値段がエラいことになっていますが…。 探究に対するニーズが高まっている世の中なので、色々なを読んで勉強したいところだ。 定番リスト もはや定番になったと思うのがこれ。 学びの技 (YOUNG ADULT ACADEMIC SERIES) 作者:後藤芳文,伊藤史織,登洋子 発売日: 2014/11/11 メディア: 単行(ソフトカバー) もう、発売から六年半近く経つのか……隔世の感がある。これはオールインワン。 もう少し「書く」ということに焦点を当てつつも、探究のデザインの参考になるのがこの。 中高生からの論文入門 (講談社現代新書) 作者:小笠原喜康,片岡則夫 発売日: 2019/01/17 メディア: Kindle版 www.s-locarno

    探究の参考になる本など - ならずものになろう
    mera85326b
    mera85326b 2021/03/05
    探究の時間や、大学での論文指導に役立ちそうな本の紹介。
  • 調べて分かることなのに - ならずものになろう

    久々にここまで酷い記事を読んだ。 president.jp この手の記事はモグラたたきなのでスルーでもよいのだけど、ここまで酷い記事となるとさすがにスルーできない。ちゃんと批判しておこう。 ただ、教科的にどうのこうのという話は、なかなか伝わりにくいことがあるので、事実誤認の部分をツッコんでおく。 記事の姿勢について まず、記事の書き方が雑な点を指摘しておこう。誤解を招くことに気を遣わない姿勢が見て取れる部分がある。 民間試験の活用が見送られ、何かと注目を浴びていた英語試験。「リーディング(80分)」「リスニング(60分)」に分かれていて、それぞれ比較的平易な英語ながら、文章量が多く、速読(速聴)能力が求められる内容になっていた。(2021/01/30 20:10 確認) 英語の試験時間については、大学入試センターの説明は以下の通りである。 (令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト

    調べて分かることなのに - ならずものになろう
    mera85326b
    mera85326b 2021/01/31
    プレジデントONLINEの共通テスト批判記事に対する再批判。
  • 教育言説の内側と外側 - ならずものになろう

    こんな記事を教えてもらった。 lineblog.me この書評ですね。 流行に踊る日教育 作者:石井 英真,熊井 将太,川地 亜弥子,藤 和久,赤木 和重 発売日: 2021/01/09 メディア: Kindle版 基姿勢 この書評…というか紹介はちょっと前にしました。 www.s-locarno.com この時に歯切れの悪い書きぶりをしていることから分かる通り、あまりこの議論に与したくない…という気分が強くあるのです。 だから、今回もあまり歯切れのよいことを書けないという自覚がある。まあ…あまり突っ込まないでください。自分にとって語りにくいことなのです。教育学部を経て教育の現場にどっぷりと使っている自分にとって、非常に語りにくい問題のひとつなのです。 根拠がないと言われるとツライ こういう教育についてのについて、教育の外側から書評がつくことは珍しいので、こういう感想を目

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  • 長い2学期が終わる - ならずものになろう

    やっと長い2学期の予定が終了。 こんなにしんどい学期は初めてかもしれない。 長い 授業数を確保するために、夏休みを早々と切り上げて、授業を介したわけだが、その分だけ出校定数が増大している。 この増えた数が、たった二週間という印象以上に、心身にかなり不安があったように感じる。少なくとも、自分は自律神経の調子がもともと悪いので、労働時間の総量が増えたことがてきめんに体調不良に繋がっている。 生徒の様子を見ても、コロナ関連の出席停止の生徒数まで含めて、学校に来ていない生徒の数をカウントすると、例年とは比べものにならないくらいに増えるんじゃなかろうか。この辺りの数値はきちんと数字で把握して、当に早く学校を開くこと、長くストレスのかかりやすい状況で学校を開くべきだったのかということは検証すべきだろう。 学校に登校させることで、脱落する生徒を増やしてしまうのは、あまりに末転倒である。その一方で、オ

    長い2学期が終わる - ならずものになろう
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    mera85326b 2020/12/24
    “強くて、「普通」であることが、学校に通う条件になってしまっていいのか、とぼんやりと思うのである”