calc曰く、"1/23の産経新聞朝刊によると、理化学研究所の竹中康司先任研究員らの研究チームが室温付近で温度が上がると体積が縮む「負膨張物質」を発見した(プレスリリース)。 この物質はマンガン窒化物に含まれる亜鉛やガリウムをゲルマニウムで置き換えることで作られ、ゲルマニウムに置換する割合によって負膨張度を調節できるとのこと。 既に実用化されている負膨張物質としてはタングステン酸ジルコニウム(ZrW2O8)やシリコン酸化物(Li2O-Al2O3-nSiO2)等があるが、今回発見された新物質はこれらと比較して以下のような点が優れているという。 負膨張率が大きい。 室温付近の広範囲の温度で連続的に負膨張が起きる。 機械的強度が大きい(つまり硬い)。鉄・アルミニウムなどの金属加工用途にも充分使用できる。 単一素材であるため、加熱・冷却を繰り返しても欠陥・歪みなどが生じにくい。 単一素材で膨張度を