パキスタンでは、2010年7月22日から9月まで断続的に豪雨が継続し、インダス川流域全体(国土の20%に当たる16万平方キロメートル)が冠水するパキスタン建国以来最悪の洪水災害が発生したというニュースは記憶に新しいんじゃないかと思うんだ。 被災者は2千万人以上(パキスタン人口の12%)、死者2,060人、負傷者3,112人にのぼり、倒壊家屋は190万棟、道路・かんがい施設ほか各種インフラが損壊し、広範囲にわたる農地の浸水など、全土にわたる甚大な被害となったそうで、日本からも総額197億円の円借款(円借款とは)が供与された。 そのパキスタンで、水を逃れ、木の上に避難した数百万もの蜘蛛が巣で木を覆ってしまう現象が起きているそうだ。まるで白いベールを被せたかのような木々。ところがこのクモたちのおかげで、人間にとって思わぬ福恩がもたらされたという。
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