コガネグモ 加治木くも合戦(かじきくもがっせん)は、鹿児島県姶良市加治木町において毎年6月の第3日曜日に開催されるコガネグモ同士を戦わせる伝統的な昆虫相撲の競技である[1]。 高さ1.5メートルの竿の上端から水平に張り出した横棒がクモ合戦の舞台となる。横棒は太さ1センチメートル、長さ45-60センチメートルの竹が使われており「ひもし」と呼ばれる。まず、横棒の先端に「かまえ」と呼ばれるクモを待機させる。次に横棒の竿側に「仕掛け」と呼ばれるクモを待機させる。両者が糸を棒に付けた後に仕掛けのクモを追い立てて開戦となり、裃と袴を着けた行司が戦いを取り仕切る。 以下の技を決めたクモが勝者となる。 相手の尻に糸を掛ける。 相手の尻に噛みつく。 相手を棒から落とす。 棒からぶら下がった相手の糸を切る。 互いに戦意がなければ引き分けとなることもある。 合戦に参加するコガネグモは全て雌であり、大会の1か月前