「交流途絶える」地元懸念 日ロフェリー、運航会社が撤退検討 (09/09 10:01、09/09 11:35 更新) ハートランドフェリーが日ロ定期航路に使っている「アインス宗谷」 【稚内】ハートランドフェリー(札幌)が2015年度の運航を最後に、稚内―ロシア・サハリン州コルサコフ間の日ロ定期航路から撤退を検討していることが明らかになり、これまで同航路を使ってロシアとの交流を進めてきた地元関係者からは「航路がなくなれば、ロシアとの交流が途絶え、国にとっても不利益」との声が上がっている。 定期航路は1995年からロシア船で就航、99年から同社の「アインス宗谷」で夏季のみ運航している。戦後、サハリンに残された日本人の一時・永住帰国関連だけでも、定期運航前の90年からこれまでに、延べ約2400人が同航路を利用してきた。 残留邦人の一時帰国などを支援する「NPO法人日本サハリン協会」(東京)の斎藤