2016年9月28日のブックマーク (2件)

  • 足を失っても歌ったアイドル 残した言葉メンバー励ます:朝日新聞デジタル

    昨年10月、18歳のアイドルが小児がんで亡くなった。東京・浅草の「花やしき少女歌劇団」の一員として歌手をめざしていた。右足の切断手術を受けたが、ステージではいすに座って歌った。少女が旅立ってから1年。死を前に残したさまざまな言葉が、10月から新しいステージに立つメンバーを励ましている。 9月25日、東京・浅草の老舗遊園地「浅草花やしき」内の小さなステージ。ここを拠点に活動する「花やしき少女歌劇団」(団員数32人)のメンバーが踊っていた。 「唯ちゃん、きっと見に来てるね」。後輩のステージを見に来た元メンバーの少女たちが話した。かつてこの輪の中心にいた木村唯さんの一周忌が、まもなく訪れる。 唯さんは小3で入団。中3の夏、足の痛みに襲われた。「横紋筋肉腫」というがんで、抗がん剤治療に耐え、高1の夏に右足の切断手術を受けた。生きる可能性を探り、ステージに戻るための決断だった。唯さんは入院中、母雅美

    足を失っても歌ったアイドル 残した言葉メンバー励ます:朝日新聞デジタル
  • 女性史研究の歴史学者、脇田晴子さん死去 文化勲章受章:朝日新聞デジタル

    中世の都市や女性史、芸能史の研究で文化勲章を受章した歴史学者で、滋賀県立大学名誉教授の脇田晴子(わきた・はるこ)さんが27日、死去した。82歳だった。 1934年、兵庫県西宮市生まれ。京都大大学院博士課程を経て京都橘女子大(現・京都橘大)、鳴門教育大、大阪外国語大(現・大阪大外国語学部)、滋賀県立大などで教鞭(きょうべん)をとり、石川県立歴史博物館長も務めた。夫は歴史学者で、大阪大名誉教授の修(おさむ)さん。 商業史研究を通し、それまで暗く停滞した時代と考えられていた中世が、実は経済活動の活発な時代だったことを論証。その中で大きな役割を果たしたのが、夫とともに家業を切り盛りしていた女性たちであったことも、多様な資料から明らかにしていった。同時に芸能者や遊女ら、差別を受けた人々にも光を当てた。 女性歴史研究の先駆者として多くの後進を育て、「女性史学賞」の創設に尽力。幼いころから能楽に親しみ、

    女性史研究の歴史学者、脇田晴子さん死去 文化勲章受章:朝日新聞デジタル