カリフォルニアの海岸でたまに落ちているというらせん状に渦を巻いている黒い物体。その形状はまるで地球外生命体がらみか、謎生物のようにも見える。 さてこれはいったいなんのブツなのだろう? 水中処理班ならピーンときてしまったかもしれない。 そう、これはサメの卵が入った卵鞘(らんしょう)である。カリフォルニア州からカリフォルニア湾の沿岸に生息するカリフォルニアネコザメは、螺旋状に1対の薄いヒダを持った卵鞘の中に卵を産む。 なんかかっこいいぞ この画像を大きなサイズで見る この画像を大きなサイズで見る この画像を大きなサイズで見る 産卵直後の卵鞘は柔らかく淡褐色だが、数日で硬化して黒くなる。ひだを含めないと卵鞘の大きさは、長さ10-12cm、幅3-4cm程度だ。 メスは海底から卵を口で拾い上げ、卵鞘を岩の隙間に押し込むのだが、うまく挟まらなかったものがこのように海岸に流れ着くことがあるようだ。 この