DHCPサーバ製品のProDHCPを長年、開発販売している中で、数々の運用現場で様々な問題に対応してきました。プログラムの不具合もゼロとは言いませんが、多くの問題は「RFCに準拠していない」「RFC記述が曖昧で解釈が異なる」という問題でした。 不特定多数のクライアント・ネットワーク機器にサービスをする製品では、標準規格と異なる動きをするクライアント・ネットワーク機器であっても基本的には対応することを求められます。特にクライアントは一般ユーザ側ということが多いため、クライアント側にアップデートを依頼しても、そもそもやり方すらわからないということもありますし、アップデートしてくれないことも多いものです。 DHCPの基本的な標準仕様となっているのがRFC2131ですが、この資料も実に曖昧な記述が多く、クライアントやネットワーク機器の実装も様々なバリエーションが存在してしまうことにつながっています