韓流ドラマに飽きて、庭の芝刈りでもしましょと、窓を開けるとお客様が。 じっとこちらを見ていた。 いつもなら窓を開けるとパッと逃げるのに、私の姿を見ても動かない。 しばし、じっと見つめ合う。 彼がいるなら庭に出るのはまたにしよう。窓側に座り私も静かに本を読み始めた。 逃げない。 いつもうちに来て日向ぼっこをしていても、人間の気配を嫌うのに。 猫も人間達がワサワサしているのを感じっとってストレスを感じているのかもしれない。猫の好きな音楽とかないのかしらとYouTubeで検索したらあった。あるのだ。そういうのが。 ま、そうはゆうても。 ものは試し程度の気持ちで再生してみた。 あああ。 おちつく、まったりとしたメロディ。私が心地良くなる。私は前世では猫だったのかしら。 ふと反応しているかと彼を見る。 耳が動いた。聞いてる。明らかに聞いている。 聞きいっている。腰を据えて聞いている。 寝ちゃったよ。