「金正日は拉致認めれば日本が100億ドル出すと信じていた」…北工作機関の元幹部証言 (1/2ページ) 2008.12.12 20:24 日本人拉致問題をテーマに、東京都内で12日に開かれたシンポジウム「北朝鮮の現状と拉致被害者の救出」(家族会、救う会、拉致議連主催)に、北朝鮮の朝鮮労働党の対南工作機関「統一戦線部」出身で現在、韓国の情報機関、国家情報院傘下の研究機関で北朝鮮分析を担当する張哲賢氏が参加した。張氏は、金正日総書記が日本人拉致を認めた「理由」や金正日体制の政策決定のシステムなどについて証言。「韓国も日本も金正日独裁体制について誤解がある」と述べた。(久保田るり子) 張哲賢氏は2004年に第3国経由で韓国に亡命した。現在、韓国には約1万5000人の脱北者がいるが、統一戦線部出身者は極めて少なく、「権力中枢の証言をできる数人のうちの1人」(洪榮・元駐日韓国公使)という。 張氏によ