カメキチの目 旅は、いつ、どこを訪ねてもロマンにあふれている。 それを「ロマン」とするかどうかはこっちの手腕にかかっている。 計画段階であんまり調べすぎると、すでにそこを訪ねた気もちになるし、逆になにも調べないと「宝物」を見のがすことになります。やっぱりホドホドがたいせつということでしょうか。 (しかし、感受性は磨きたいです) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー この前、「三保の松原」、「登呂遺跡」へ旅をした。 ■ 昔から 「三保の松原」はよく聞いていた。 そこから駿河湾をへだてて浮かびあがる富士山の絵をなんども見たことがあった。 富士山は、新幹線の窓ごしをはじめ、山梨側からも山ごしに見あげたことがあるけれど、海と松ごしはなかった。 「東海道五十三次」の広重の浮世絵に出てくる昔の旅人も眺めたであろう景色を観たかった。 ■ ここまでは予想どおりだった。 海と松林ごしの富士山。天気に恵ま