はじめに gitコマンドを間違えたばかりにプロジェクトのリポジトリがカオスになってしまった経験はありませんか?場合によっては、チーム全体での復旧のために数時間を無駄にすることもあります。本記事では、運悪くgit push --forceでやらかしてしまったときに短時間で回復する方法を紹介します。 「自分はそんなヘマしたことないから」とお思いの方、自信過剰は禁物です。この仕事をやっていれば、いつの日かやらかすときが来るものです。同一のgitリポジトリで複数のメンバーがリモートで作業していれば、最終的にいつかどこかでmainブランチ(あるいは絶対さわってはならない他の重要なブランチ)にgit push --forceを実行することになるのですから。 これはたとえば、Herokuのようにアプリケーションのビルドとデプロイで別々のgitリポジトリを使っているサービスでデプロイを行ったときに発生する