こんにちは。藤沢Kazuです。 最近はDCF法とかファイナンスのテクニカルな話をし過ぎているので、久々に経済学と恋愛工学の話でもしましょう。 お題の通り「ひとはなぜフェラーリを買うのか?」です。 東京のように公共の交通機関が異常に発達していて、タクシーをいくらでも拾えるところで、フェラーリとかポルシェとか、ちょっと安めでベンツとかBMWを買ってみる経済合理的な理由は何もなさそうです。 やはり、車を移動するための道具と言うふうに考えてしまうと、かっこいい車の値段や維持費はとても説明できません。 しかし、これは経済学のシグナリング理論で簡単に説明できます。 シグナリング理論を提唱したマイケル・スペンスは、ジョージ・アカロフ、ジョゼフ・スティグリッツと共に、不完全情報の経済学を切り開いた功績として2001年にノーベル経済学賞を受賞しました。 マイケル・スペンスは学歴競争をシグナリング理論を使って
切手というモノを、ちょっと違った角度から眺めてみると、あなたの知的好奇心をくすぐる新たな発見がイロイロあるのです。そんな切手の面白さを綴っていこうと思っています。 今日(5月20日)はクリストファー・コロンブスの命日だそうで、しかも、今年は彼が1506年に亡くなってから400周年とのこと。というわけで、南北アメリカを中心に世界各国から発行されているコロンブス切手のなかから、こんな1枚をご紹介しましょう。(画像はクリックで拡大されます) 南米のチリは1853年に最初の切手を発行しましたが、そのデザインはここに挙げた画像のように、コロンブスの横顔を描いたものでした。 1853年に発行されたチリ最初の切手はロンドンで印刷されましたが、翌年にはサンチャゴで作られた切手も登場します。その後、切手はロンドンとサンチャゴの2箇所で作られたほか、用紙や透かし等にさまざまなバラエティがあるので、いろいろと集
Author:内藤陽介 Yosuke NAITO 1967年、東京都生。東京大学文学部卒業。郵便学者。日本文芸家協会会員。 切手等の郵便資料から国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を提唱し研究・著作活動を続けている。 主な著書 『今日も世界は迷走中』(ワニブックス) 『なぜレジ袋は「有料化」されたのか』(渡瀬裕哉氏との共著、総合教育出版) 『現代日中関係史』 (日本郵趣出版、全2巻) 『本当は恐ろしい! こわい切手』(ビジネス社) 『アフガニスタン現代史』 (えにし書房) 『誰もが知りたいQアノンの正体(みんな大好き陰謀論Ⅱ)』 (ビジネス社) 『切手でたどる郵便創業150年の歴史』(日本郵趣出版、全3巻) 『世界はいつでも不安定』 (ワニブックス) 『日本人に忘れられたガダルカナル島の近現代史』(扶桑社) 『みんな大好き陰謀論』 (ビジネス社) 『日韓基本条約』(えにし書房) 『(改訂
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