ロシアの宇宙船「ソユーズ」が、これまでおよそ2日間かかってきた国際宇宙ステーションへの飛行時間を6時間以下に短縮する「特急飛行」を達成し、宇宙開発のうえで大きな前進と受け止められています。 「特急飛行」を達成したのは、ロシアとアメリカの宇宙飛行士3人を乗せて、日本時間29日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた「ソユーズ」です。 「ソユーズ」はこれまで地球を30回以上周回し、およそ2日かかって国際宇宙ステーションに到達していましたが、今回は4回の周回で時間もおよそ8分の1の5時間45分で、宇宙ステーションに無事ドッキングしました。 ロシア宇宙庁などによりますと、飛行を制御するコンピューターの改良などを進める一方で、最短ルートを割り出す計算を重ねた結果、飛行時間の短縮に成功したということです。 こうした「特急飛行」は、宇宙ステーションの位置が刻々と変わることから、いつも可能な