日本の南海上を発達しながら進む低気圧の影響で、14日は全国各地で雪が降り、同日午後5時現在、東京都心で2センチ、大阪市で4センチ、横浜市で11センチを記録するなどした。甲府市では先週の残雪分も含めて54センチに達し、1998年1月の49センチを抜いて、1894年からの観測史上1位となった。九州も大分、宮崎県などの山沿いを中心に雪が降った。九州は大雪の峠を越えたが、15日も全国的に強風や悪天候が続く見込みで、気象庁は注意を呼びかけている。 14日午前11時半ごろ、大分県竹田市荻町で、近くの農業佐藤誠三さん(57)が市道からトラクターごと約2メートル下の農地に転落、頭が雪に埋もれた状態で見つかった。病院に運ばれたが、死亡が確認された。現場周辺には雪が50~80センチ積もっており、大分県警は雪で窒息死したとみている。 雪の影響で停電も相次いだ。九州電力によると大分、熊本、宮崎県で最大1万7800