米ワシントンD.C.にある米連邦捜査局(FBI)本部内に掲げられたFBIの紋章(2007年8月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/MANDEL NGAN 【4月20日 AFP】米連邦捜査局(FBI)は19日、犯罪事件の裁判で有罪判決を得るために提出した鑑識結果に「誤り」が含まれる事例が数年間にわたり繰り返されていたことを認める声明を発表した。該当の裁判には、被告に死刑判決が出されたものも複数含まれている。 監査総監室(Inspector General's Office、OIG)は昨年7月、FBI鑑識部における「不正行為」を調査した結果、少なくとも死刑判決が下された60件の裁判で欠陥のある鑑識結果が用いられていたことが分かったと発表。このうち3件の被告には既に死刑が執行されたとしていた。 FBIは19日の声明で、証拠や検査報告としてFBI鑑識官が提出した毛髪顕微分析の内容に誤りがあったこと