長野県の千曲川の氾濫は決壊した場所を中心に南北1キロ余りにわたって発生していたことが専門家の調査で分かりました。専門家は「当時の水量のすさまじさを示していて、決壊範囲がさらに広がり、被害が大きくなる可能性もあった」としています。 この現場を河川氾濫のメカニズムに詳しい東京理科大学の二瓶泰雄教授が調査したところ、決壊した場所以外にも、付近の堤防の住宅地側で水でえぐり取られた跡や、草が流されている跡が見つかりました。 二瓶教授によりますと、これは水が堤防を越える「越水」による氾濫が発生していたことを示すもので、痕跡は決壊した場所を中心に南北およそ1.1キロにわたって確認されたということです。 二瓶教授は、「これだけ広い範囲で越水が発生した現場は見たことがない。水量のすさまじさを示していてさらに決壊範囲が広がり、被害が大きくなる可能性もあった」と話していました。 さらに二瓶教授は、千曲川の支流の
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