前回、軽症の入院患者が医療逼迫の要因になっていないか、という疑問を検証し、政府が「軽症以下は原則療養」という方針を示しているにもかかわらず、東京都をはじめ多くの自治体で入院患者に占める軽症/中等症の割合を把握していない、という事実を指摘した。 今回は、入院要否の重要な指標であるはずの「中等症」の基準が統一されていない、という事実を示す。とりわけ、東京都の入院基準が緩くなっているがゆえに、実質的な軽症者が多数入院し、医療逼迫の要因となっているのではないか、という仮説を検証する。 厚労省のガイドラインは「リスク因子のある軽症者と中等症以上が入院」 まず、厚労省が作成に関与している「新型コロナウイルス感染症診療の手引き」の重症度分類表をもう一度確認しておきたい。 (新型コロナウイルス感染症診療の手引き ver.4.1) これを「厚労省基準」と呼んでおく(注1)。 「軽症」の説明文は、「特別な医療
東京都内で新型コロナウイルスの感染が急拡大しているのに伴い、自宅で療養している人も、この1か月でおよそ11倍に急増しています。 先月31日時点で初めて1万人を超え、かつてないペースで増えています。 都内では、自宅で療養している人が、およそ1か月前の先月1日時点で1006人でしたが、その後、感染の拡大とともに増え続けています。 先月15日に2000人を超えると、8日後の23日に5000人、さらにその4日後の27日に6000人を超えました。 ここからさらに増加のスピードが上がり、6000人を超えた翌日の28日に7000人、29日に8000人、30日に9000人をそれぞれ突破し、31日に初めて1万人を超えました。 8月1日時点では、1万1000人を超えて1万1018人となりました。 この1か月でおよそ11倍の急増で、かつてないペースで増えています。 都のフォローアップセンター 対応追いつかない事
mRNAワクチンとは? 現時点で国内で承認されているのはファイザー/ビオンテック社、そしてモデルナ社が開発したmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンと、アストラゼネカ社が開発したウイルスベクターワクチンの3つですが、現時点では実際に接種が行われているのはmRNAワクチンのみです。 mRNAというタンパク質を生成するために使用する情報を運ぶ設計図が、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のスパイク蛋白、つまりウイルス表面のトゲトゲした突起の部分を作る指示を伝える役割を果たしています。 ワクチンが接種されると、mRNAは注射部位近くの細胞に取り込まれ、細胞内のリボソームという器官がmRNAの情報を読み込み、スパイク蛋白を作ります。 その後、スパイク蛋白はマクロファージの表面に現れると、このスパイク蛋白に対する抗体が作られたりT細胞を介した免疫が誘導されることで、新型コロナウイルスに対する
1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。 前の記事:ねるねるねるねで和菓子が“映え”る 数年前の不思議体験 もう少し詳しくお話ししよう。 数年前、どこの街のどこの店だったのかはすっかり忘れてしまったのだけど、ハシゴ酒の途中に出会ったちょっと印象的な出来事があった。 そこは、女将がひとりで営む、カウンターだけの古くて小さな居酒屋。何の前情報もなく、佇まいの良さに吸い寄せられるようにふらりと入り、席に着く。すると目の前にことりと、お通しの小鉢が置かれた。 ……なんだろうこれは? 見たことのない料理だな。メンマの……煮物? そこで女将さんに聞いてみる。 「これはどんな料理ですか?」 「あ、それね。すき焼きの残りにメンマを入れて煮たのよ」 ははは。これだから酒場巡りはおもしろい。 そこは、カウン
安住紳一郎さんが2021年8月1日放送のTBSラジオ『日曜天国』の中で東京オリンピックのテレビ、ラジオ中継の舞台裏についてトーク。中継を行う体制やシステムなどについて、裏話を交えながら話していました。 #オリンピック#ラグビー#7人制ラグビー#TBS 安住さん。 負けたけど 最後のコメント ありがとうございました m(_ _)m 「負けましたが、でも、この試合をみて、私もラグビーやってみようかなと思ってくれる子供達がいると思います」って。 悔し涙があふれてくるんですが、お礼を書いておきます。 pic.twitter.com/WLM8aY7mDO — あるみ (@oo1182) July 31, 2021 (安住紳一郎)さて、オリンピックはご覧になってますでしょうか? 私がいただいたデータ、様々自分なりに解釈しますと、テレビにかじりついているという人が30パーセント。気になるのをたまにいろい
無断で外出したが「抜け出してはいない」、食品ロスは生じているが、「廃棄ではない」―。東京五輪で運営の不備を追求する報道陣に対し、東京五輪・パラリンピック組織委員会が理解しづらい解釈や定義を用いて反論を繰り返している。インターネットでは論点をずらして逃げる、安倍晋三前首相の「ご飯論法」と重ね合わせる声も。批判を正面から受け止めず、自己防衛に終始する姿勢に国民の不安や疑問は置いてきぼりだ。(原田遼) 組織委員会は大会中、毎日午前11時に定例会見を実施し、広報担当の高谷正哲スポークスパーソンが報道陣の質問に答える。しかし、新型コロナウイルス対策や運営の不備についての質問には「現在、把握できていない」と回答を保留するケースも目立つ。その場合、数時間後に各社の担当者に高谷氏からメールで回答などが配信されるが、質問に答えていないと報道陣に不評だ。
私は2020年の9月に新型コロナに感染しました。そして感染してから半年近く満足に動けなかったり思考できない状態が続いていました。 (ちなみに私は20代後半、基礎疾患なし、軽症でした。) 具体的に述べると次のような症状に見舞われていました。 - 常に倦怠感 - 頭がボーッとする・モヤモヤした感じがある(ブレインフォグ) - 5分ほど歩いただけで極度の倦怠感が起こることがある、一度起こると2-3日疲労感が継続する - 人と話したり頭を使うことをすると頭痛が起きる - 色々起こる短期的な症状 - 胃痛、手が痺れる、強い悪寒 こういった新型コロナ罹患後の後遺症を海外では "Long-covid" という名前で呼ばれており、リハビリプログラムの研究なんかも進められています。 風邪なんて今までの人生ではどんなに長くても 4, 5日で治るものでした。想像以上に長く続いたため、自分はもしかして一生このまま
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く