沖縄本土復帰50年に合わせ、およそ10年ぶりに沖縄が舞台の作品となったNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」。黒島結菜(25)が演じるヒロイン・比嘉暢子が兄妹たちと支え合いながらイタリア料理のシェフとして奮闘する成長物語だが、イタリア料理研究家は困惑を隠せない……。 【写真10枚】コック帽からバサッと飛び出す不衛生な暢子の髪、パスタでは絶対やらない“鉄フライパン炒め”でボロネーゼを作る姿 時代に合わない「ペペロンチーノ」 料理人になるという夢を抱き、沖縄から上京した暢子が修行を始めたのは、銀座の高級イタリアン「アッラ・フォンターナ」だった。 「最初は期待しながら『ちむどんどん』を見ていましたが、違和感を持つことが多かった。最初に“おや?”と思ったのは、『ペペロンチーノ』でした」と語るのは、イタリア料理研究家の長本和子氏だ。 前向きで物怖じしない“朝ドラらしい”ヒロイン・暢子は、レストランのオ