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ブックマーク / banketong.wordpress.com (6)

  • 『日本における書籍蒐蔵の歴史』

    川瀬一馬 著 ぺりかん社(1999年2月15日初版第一刷) 日書誌学の権威によるわが国の書物の収集と所蔵の歴史。金沢文庫の収書にはじまり、秀次、家康、そして江戸時代から現代までの様々な収書家のコレクションと蔵書の推移を語った貴重な記録。 第一部 はじめに 1 金沢文庫の和漢典籍蒐集 2 金沢文庫散佚 3 関白秀次の典籍蒐集と金沢文庫 4 徳川家康の蒐集(駿河御文庫) 付・徳川義直(尾張敬公)の蒐書 5 水戸光圀と前田綱紀の蒐書 6 脇坂安元と松平忠房の蒐書 7 江戸初・中期の蔵書家 8 江戸時代後半個人の蔵書 一 藤原貞幹 二 屋代弘賢 三 狩谷 斎皿 四 伴信友 五 賀茂真淵、橘枝直・千蔭父子 六 土肥経平、大田南畝、高田与清等 七 小津桂窓(西荘文庫) 9 江戸時代後半諸侯の蔵書 第二部 1 旧安田文庫のことなど 2 明治時代前半の蒐書 一 鵜飼徹定 二 田中勘兵衛 三 アーネスト・

    『日本における書籍蒐蔵の歴史』
  • 洋書まつり

    今日も神保町へ行ってしまった。しかし、今日はを買いに来たのではない。ある貴重な古書を見学するためにやってきたのだ。神保町は古書の街だ。古まつりは先週終了したのだが、まだまだイベントは終わらない。 古まつりといえば、その開催直前の時、ドイツの哲学者へーゲルの自筆書き入れが、東京神田の古書店で見つかり、それが最終的にドイツの研究所に寄贈されることで話題になった。 ・・・もちろん! ・・・オイラはへーゲルという人についてなにもしらない。わしゃ何も知らんぞ! しかし!誰憚ることなく、ミーハー積読男を自認しているオイラは、とっても気になる。洋書そのものへの興味も知識も持ち合わせていないオイラだが、一度現物をこの目で観たいものである。 そんなオイラの欲求が天、もしくは東京古書組合の方々に通じたのだろうか。何と、昨日と今日、東京古書会館で行われている、「洋書まつり」という即売展で、噂のゲオルク・

    洋書まつり
    mfluder
    mfluder 2014/11/08
    “「洋書まつり」という即売展で、噂のゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・へーゲルの自筆書き入れ本である、・・・ええっと・・・『フィヒテとシェリングの哲学体系の差異』(通称『差異論文』)が特別展示される
  • 禁じられた読書

    読書を禁じられた。 信じられますか?読書が駄目だと言われたのですよ。今のご時世、文系が疎んぜられそうな風潮が徐々に広がりつつある中、ついには読書まで!けしからん話ですな。これだから、表面的にしか世の中をみられなくなるのですよ。 …… ところで、昨日痛めた腰、今日はもっともっと痛くなっていた。基仕事がメインなオイラにとっては、腰の痛みそのもの以上の冷や汗をかくのであった。そりゃ、若い頃は良かったさ。ちょっとした痛みなんぞ我慢しておれば、きづけばもう痛みが消えているんだから。でも、もうイイ年になってみると、腰が悪化して仕事ができなくなる→退職→もっともっとキツい力仕事仕事しか行き先がなく→腰が破滅→職を転々とする→路頭に迷う→しまいには・・・(涙)という自分がちらついて仕方がないのだ。 不安も痛みの要素に重なり、今日は一日苦痛にあえいだ。仕事もうまくいかないし。うまくいかないから余計に腰

    禁じられた読書
    mfluder
    mfluder 2014/10/28
    ふふふ。おもしろい
  • 『論語彙纂』(三冊)

    藤澤南岳 編 泊園書院(明治二十五年五月二十四日出版) 小牧昌業 序 小野 湖山 序 稲垣簡 序 卷首…・例言 ・經解提要 卷之一…・教學第一(凡六十二章) 卷之二…・德行第二(凡百四十三章) 卷之三…・政治第三(凡四十八章) ・禮樂第四(凡三十章) ・時命第五(凡二十一章) 卷之四…・品藻第六(凡七十五章) ・警誘第七(凡五十三章) 卷之五…・志氣第八(凡十三章) ・動止第九(凡三十八章) ・毀譽第十(凡十四章) 土屋弘 跋 先週、神保町の国文学専門の古書店さんで見つけたもの。『論語』に関するで、しかもお値段的にも懐に優しい、ということで、しばし手に取ってパラパラと眺めていた。とはいえ、最初はあまり興味が湧かなかった。よくあるだな、くらいにしか思っていなかった。それに、篇章をその内容ごとに分けている。 「例言」には、「『論語』は雑録であって、学問・政治・行事についての話や品論があちこ

    『論語彙纂』(三冊)
    mfluder
    mfluder 2014/10/13
    “当初、本書のような体裁に批判的なオイラだったが、読み進めるうちに「ああ、こういうのもいいかも」と思った。もうねぇ、なんというか、この体裁で読んでいると、普通の『論語』を読むより、一層「生き方」という
  • 『新編 男の作法 作品対照版』 サンマーク文庫

    池波正太郎 著 柳下要司郎 編 サンマーク出版(2011年10月20日初版) 男をみがく。生き方を考える。文豪が説く「粋」の真髄とは。男をみがくとは、どういうことか?「べる」「住む」「装う」「つき合う」「生きる」―それぞれの場面で文豪が説く「粋」の真髄を、数ある池波作品から収録、再編集した新編・作品対照版。味わい深い言葉の数々が、作品中の人物や出来事や風物と呼応する。池波ファンはもとより、読んだことのない方の入門書としても最適の一冊。 何となく気恥ずかしいタイトルのである。別に男を磨こうとかそんな殊勝なことを思ったわけじゃない。…ということを照れ隠しで言っているわけでもない。当は、先週読んだ『荒野の古屋』というの中に、著者が神保町の古書店で働いていた時に知り合った人が、著者を神保町の蕎麦の名店に連れて行ってくれ、その時まだ若かった著者に蕎麦のべ方を教授するのに、その先輩がこの

    『新編 男の作法 作品対照版』 サンマーク文庫
    mfluder
    mfluder 2014/10/05
    “こういう、ただ食事をする、という一幕からも、他の社会的な常識を学ぶことがあったのだろう”
  • 『古典について』 筑摩叢書63

    吉川幸次郎 著 筑摩書房(昭和43年4月30日初版第4刷) Ⅰ 古典について―あるいは明治について― Ⅱ 受容の歴史―日漢学小史 Ⅲ 江戸の学者たち 仁斎と徂徠―論語古義と論語徴 伊藤仁斎 古義堂文庫 仁斎と小説 古義堂 伊藤仁斎の墓 二つの伊藤仁斎論―スパァとツアトロフスキ― 伊藤東涯 安積澹泊 居宣長―世界的日人― 一冊の居宣長「うひ山ふみ」― 学問のかたち 中京の二学者―河村秀根と岡田挺之と― 息軒先生遺文続編の序 久しぶりに読書記復活。何日か前に読み始めて日読了。書には色々と偶然を感じていて、今後とても思い出深いとなるであろう。 書は、昨年の10月29日に、神保町の古まつりに向かう途中に立ち寄った、東大近くの古書店で買ったもの。…おお~、その時の日記を読み返すと、とても楽しそうじゃないか。…随分と昔の出来事のように思えるな…。ああ、それは言うまい(涙)。何とな

    『古典について』 筑摩叢書63
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