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ブックマーク / hituzinosanpo.hatenablog.com (8)

  • 「社会参加」と「社会的排除」。 - hituziのブログじゃがー

    社会参加は、社会的排除の反対語。そういう とらえかたで、ほんとうに いいんだろうか。 マイノリティの社会参加を すすめるというのと、社会的排除を やめる、あらためる、あるいは 社会的排除を 批判するというのとでは、やっぱり意味あいが ちがってくると おもう。 不公正、不公平が まずあって、それに対して、対策を たてる。改善する。なくす。たとえば、バリアフリーというのは そういう概念。 たとえば、障害者の社会参加というような表現は、それは すばらしい ことば、大事な理念であるようでいて、じつは、そこには ある種の いやらしさが あるように感じる。排除してきた これまでの歴史があって、それを 改善する、やめるということであるはずなのに、「仲間に いれてあげる」というようなパターナリズムが そこには あるんじゃないか。ふくんでしまってるんじゃないか。それって、ぬすっとたけだけしいことなんじゃない

    「社会参加」と「社会的排除」。 - hituziのブログじゃがー
  • 学習権と教育権と。 - hituziのブログじゃがー

    わたしは、学校教育じゃなくて、学習支援で いいじゃんと主張することがある。いつでも、どこにいても、何才でも、だれもが学習できる。それが大事なんだと。 こどもを 学校に いかせるというのは、親にとっては託児所に こどもを あずけるという意味もある。親だって、こどもとばかり 顔を あわせていたくない。こどもだって、そうだろう。そういう意味で、学校という居場所には社会的な意味があるんだと感じる ひとも いるだろう。ただし、「学級」という空間の是非についていえば、わたしは完全に否定的だ。学級というシステムが人間を ダメにしている。くるしめている。わたしは そのように かんがえている。 学級という空間の だめっぷりを 批判し、介入していくうえで、学習支援という視点は重要な意味があると おもっている。 わたしは訪問語学講座を ほそぼそとやっている。あるときには ひとりの学習者に ふたりで訪問するという

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  • 国民という差別。 - hituziのブログじゃがー

    言語政策学会のシンポジウムで李洙任(り・すーいむ)さんの報告を きいた。李さんには『グローバル時代の日社会と国籍』という田中宏(たなか・ひろし)との共著がある。 李さんの報告の題は「移民コミュニティの移民言語教育―オールドカマーを中心に」であり、「国民」と「外国人」という規定の問題を指摘していた。 おなじような内容を 最近、サイトに のせたので、紹介しておきたい。 「国籍ってなんだろう―日の入国管理政策の問題」 - あべ・やすし さて、李さんの報告にたいして、フロアから つぎのような発言があった。要約する。 わたしも法律の国民という表現について問題だと感じていた。だが、あるとき法律の専門家に「文言説」と「性質説」のちがいをおしえてもらった。つまり、法律の文言では「国民」とあっても、じっさいの運用では その「国民」には「外国人」が ふくまれるのだと。それをきいて、国民という語について問題

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    mfluder
    mfluder 2011/12/17
    臣民 国民 市民
  • 「おしつけるな」論法 - hituziのブログじゃがー

    なんでも いいけど、「おしつけるなよ」。よく みられる反応です。これほど便利な反論は ありません。なにか議論している ひとがいて、なにかを 提案している。その中身を 検討することなく、ただ、「おしつけるな」といえば、議論は おわってしまいます。 「意見を わたしに おしつけている」。「おしつけるのは わるいことだ」。「だから、おまえは まちがっている」。 どうでしょうか。こうなってしまえば、もはや提案したひとの「人格の問題」に なってしまいます。「おしつけている!」に とどまらず、「ファシズムだ」と名づけるならば、どうでしょう。おそろしや。「全体主義者」の登場です。恐怖政治が はじまってしまいます。オーウェルの「1984年」みたいです。………。 ちょっと まってください! そこまで連想を ひろげていくのは、あまりに「はやとちり」です。相手の すがたを よーく みてください。そのひとが提案し

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  • 全文公開された文章、データベースのリンク集(東日本大震災)。 - hituziのブログじゃがー

    3月11日の 東日大震災を うけて、さまざまな出版社が災害に関するや雑誌の文章を 全文公開しています。このページでは、データベースや全文公開した出版社などを ご紹介します。 データーベース 国立情報学研究所のデータベースが 計画停電のため サービスを停止していました。4月から復旧し、計画停電をするしないに関係なく、安定的に運営されるということです。 GeNii (NII学術コンテンツ・ポータル)が便利です。 J-STAGE トップと あわせて利用してみてください。全文公開された文章も たくさんあります。 東北地方太平洋沖地震に関連する科学技術情報の入手について - J-STAGE 東北地方太平洋沖地震に伴う公開ポリシー変更(臨時フリー公開等)ジャーナル一覧 - J-STAGE 全文公開/一部公開 http://www.igaku-shoin.co.jp/misc/311care.htm

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  • たすけない。孤立させる。そんなテストは もう いらない。 - hituziのブログじゃがー

    テストは なぜ、ひとりで こたえないといけないのか。たすけあっては いけないのか。わからないところを おしえてもらっては いけないのか。「カンニングは いけない」とか、うるせえ! わからないとき、わからないと いう。おしえてほしいことを、おしえてくださいと いう。それって だいじなことでしょう? まちがっているかもしれないと不安になり、確認したいというとき、ちょっと だれかに きいてみる。そういうのって、だいじでしょう? ひとり。もくもくと。だまって。自分のちからで。なんで そんなことばっかり。 自分で べんきょうして、それをテストして、これが わたしの点数。わたしのもの。ほんとうに そう? いっしょに べんきょうしたのに、テストするときは どうして個別テストなの。カンニングしたら点数おまけしてもらうくらいで いいじゃないか。だって がんばってるじゃないか。 協力しあって こたえを さがす

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  • 「人件費削減 研修生」で検索してみた(読書案内/制度改正について)。 - hituziのブログじゃがー

    安田浩一(やすだ・こういち)『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』光文社新書。 このは とても充実した新書で、しっかり取材して文章にしています。前半の第一部は中国人研修生について、後半の第二部は日系ブラジル人についてです。 ケン・ローチ監督 映画『この自由な世界で』。 この映画を ぜひ みてください。そして、『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』を よんでみてください。 さて、『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』54ページには つぎのようにある。 送り出し機関も受け入れ機関も、研修制度の来の意味など初めからなかったかのような顔をして、露骨な宣伝を展開している。ネット上や宣伝パンフレットでは、次のようなコピーがあふれている。 「コストダウンの切り札として研修生を!」「あなたの会社の人件費削減に協力します」「低コストで優秀な人材を提供」「人手不足を解消」「若い労働力を活用しませんか」――。 人件費削

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  • 民族についての基本文献。 - hituziのブログじゃがー

    民族について、あるいは国民国家論。 小坂井敏晶(こざかい・としあき)『民族という虚構』東京大学出版会 酒井直樹(さかい・なおき)『死産される日語・日人』新曜社 ましこ・ひでのり『日人という自画像』三元社 アンダーソン『定 想像の共同体』書籍工房早山 田中克彦(たなか・かつひこ)『ことばと国家』岩波新書 西川長夫(にしかわ・ながお)『増補 国境の越え方』平凡社ライブラリー 花崎皋平(はなさき・こうへい)『増補 アイデンティティと共生の哲学』平凡社ライブラリー スチュアート・ヘンリ『民族幻想論』解放出版社 エリクセン『エスニシティとナショナリズム』明石書店 アイデンティティについては、つぎの4冊を。 石川准(いしかわ・じゅん)『アイデンティティ・ゲーム―存在証明の社会学』新評論 石川准『人はなぜ認められたいのか―アイデンティティ依存の社会学』旬報社 上野千鶴子(うえの・ちづこ)編『脱ア

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