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ブックマーク / sumita-m.hatenadiary.com (6)

  • 竹内実先生も - Living, Loving, Thinking, Again

    竹内実先生*1が7月の末に逝去されていたことを知ったのは、『毎日新聞』に掲載された、河田悌一氏の「先生の京都大と東京大大学院での師である倉石武四郎博士が七十八歳、京大での師、吉川幸次郎博士が七十六歳で逝去されているから、十年以上、長命であった」というフレーズが印象的な「竹内実さんをしのぶ 才・学・識・史徳を兼備」という文章*2を読んだときだった。 『京都新聞』の記事に曰く、 竹内実氏死去 京大名誉教授 豊かな文学的感性と鋭い歴史認識を駆使した中国近現代史研究の第一人者で京都大名誉教授の竹内実(たけうち・みのる)氏が7月30日、京都市内の病院で死去した。90歳。中国山東省出身。葬儀は近親者のみで行う。(8面に関連記事) 幼少期を中国で過ごした後、19歳で東京に移り、二松学舎専門学校で漢文学を学んだ。京大文学部から東京大大学院に進み、東京都立大助教授として研究生活を送ったが、学園紛争の混乱を機

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  • 神話と伝説など - Living, Loving, Thinking, Again

    「古代人は神話を信じたか」http://d.hatena.ne.jp/t-hirosaka/20120125/1327506442 広坂さん曰く、 古代ギリシアの神話・伝説は、ソクラテスやプラトンが活躍した古代ギリシアから見れば時間的にも空間的にも遠く離れた異教の地に生まれ育った私などはついつい「ギリシア神話」として一括りにしてしまいがちだが、古代ギリシア人、少なくともソクラテスやプラトンたちにはその内容によって重要度に差があったのではないか。北風の神ボレアスがオレイテュイアという娘をさらっていったという伝説やヒポケンタウロス、キマイラ、ゴルゴ、ベガソスといった「妖怪めいたやからども」や「怪物たち」は、合理的解釈もできるがいちいちつきあうほどのものでもない。対するに、デルポイやドドネで巫女の口を借りて神託を下すアポロンやゼウスへの信仰はそれらとは別のものである、というような。これについて、

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  • 空念とアイヌ語 - Living, Loving, Thinking, Again

    『毎日新聞』の記事; アイヌ語:日語の対訳を記録した古文書 福井で発見 江戸中期に全国を行脚した越前出身の僧侶・空念が、1704(宝永元)年に蝦夷(北海道)でアイヌ語と日語の対訳を記録した古文書が、福井市南山町の普門寺で見つかった。記録年が明らかなアイヌ語集としては国内最古。研究者は「語数が豊富で、内容も幅広い。アイヌ語の古い史料はほとんど現存しておらず、一級の史料だ」としている。 古文書は約150ページのうち26ページでアイヌ語を紹介。「春ハ はいかる」「夏ハ さく」など季節の言葉のほか、「雲ヲハ にしくろ」「星ヲハ のちう」など気象に関する言葉、物の数え方、家族関係を示す言葉など約460語句が記されている。末尾に「拙僧が島々を回って聞き覚えた蝦夷言葉を記す」と書かれ、「宝永元年」の年号と署名もあった。 大分県宇佐市の極楽寺住職、国東(くにさき)利行さん(83)が、空念ゆかりの記録を

    空念とアイヌ語 - Living, Loving, Thinking, Again
  • 「言霊」は遠くなり - Living, Loving, Thinking, Again

    『毎日』(宮崎版)の記事; 25時:言霊とミカン /宮崎 ミカンに「ありがとう」「死ね」と話し掛け、変化の有無を観察する「言霊(ことだま)大実験」が昨秋、県南地域の中学校であった。言葉の大切さを考える道徳学習だという。 対象はビンに入れた3個のミカン。約2カ月後、生徒から悪い意味の言葉を掛けられた方が腐り始めた。良い言葉の方は変化なし。発案した教諭、そして多くの生徒が「言葉が伝わったのでは」と思ったという。 言霊とは、言葉が霊的な力を持つという信仰だ。そして人は、古くから森羅万象に魂が宿ると信じてきた。位田晴久・宮崎大学教授(野菜園芸学)は「園芸作物を育て、心の癒やしや安らぎを得る効果は間違いなくある。若い世代が事実の検証を重ねて不思議な現象を明らかにすることに期待したい」としたうえで、「植物に人間の言葉の持つ意味を理解する器官は確認されておらず、現時点で真理として教えるのは適切ではない」

    「言霊」は遠くなり - Living, Loving, Thinking, Again
  • 天皇について幾つか - Living, Loving, Thinking, Again

    http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20100102/1262436851 先ずgingin1234*1が天皇陵発掘賛成だというのは驚いた*2。俺も天皇陵を発掘させるために天皇制を廃止しろというふうには繋がらないと思う。 上のエントリーには、外池昇『天皇陵の近代史』というが挙げられているのだが、私は何故平安時代以降あまり顧みられなくなっていた天皇陵が近代になって(明らかな捏造までして)重視されるようになったのかの方に興味がある。平安時代以降天皇陵が軽視されるようになったのは、一言で言えば、天皇の身体が〈死の穢れ〉に対して敏感になりすぎたということによって説明できるのだろう。仮令先祖のものであっても、〈死の穢れ〉を天皇の身体に寄せ付けるわけにはいかず、その結果、天皇陵は放置されるがままになっていく。下でも触れるように、近代になっても〈死の穢れ〉は克服されることはなかっ

    天皇について幾つか - Living, Loving, Thinking, Again
    mfluder
    mfluder 2010/01/31
    "近代になっても〈死の穢れ〉は克服されることはなかったが、穢れの力の作動の仕方が変わったのではないか"
  • 満洲国の影 - Living, Loving, Thinking, Again

    http://d.hatena.ne.jp/noharra/20090529#p1 これは文献的に裏を取ってほしいとは思う。 ただ、北朝鮮はどうかわからないが、戦後の韓国と日が〈満洲国の影〉の下にあるということはたしかだろう。以前書いたのを再録する; (前略)私たちは未だに〈満洲国〉の影の下にいるといっても過言ではない。戦後の日(特にその象徴天皇制)は或る意味で満洲国の反復であり続けているわけだ。或いは、戦後日の開発主義的行政。長野県知事になる前の田中康夫氏は神戸のことを「日の平壌」と呼んだそうだが、1949年から69年まで神戸市長を務めた原口忠次郎は、もともと満洲国の首都・新京で都市計画や河川改修を手掛けていた。原口は安価に土地を買収し、インフラ整備によって地価を上昇させ、それを売却若しくは貸し付けることによって公共部門が収益を挙げるという「公共でデベロッパー方式」を生み出したが

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