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ブックマーク / www.pref.kyoto.jp (2)

  • 丹後の海の生き物(サケガシラ)

    タチウオのような銀白色の細長い姿形をした写真の魚は、サケガシラという深海魚です。 沖合の水深数百メートルの海に生息するといわれていますが、詳しい生態は今のところ謎で、時々沿岸の定置網に入ることもあります。聞くところによると、この魚はまずくて用には向かないので、魚市場に出荷され魚屋の店頭に並ぶことはありません。 ところで、深海魚は高い水圧に押しつぶされないよう水分で体の細胞を満たすとともに、浮き袋を持たないか、持っていても、その内部を水圧でつぶされやすい気体ではなく脂肪で満たしています。ちなみに、サケガシラは浮き袋を持っていません。そのままでは沈んでしまうので、体を斜めにして背びれを動かし、立ち泳ぎをしていると考えられています。 京都府立海洋センター主任  熊木 豊 (平成20年11月7日、京都新聞掲載)

    丹後の海の生き物(サケガシラ)
  • 丹後の海の生き物(キュウリエソ)

    生きているときの匂いが野菜のキュウリに似ていることから、この名前がつきました。調査の網にたくさん入ってくると、姿は見えなくても、その匂いですぐにキュウリエソと分るほどです。 体長は5~6センチほどで、体は銀白色の大きな鱗で覆われ、下腹部を中心に50個前後の発光器を持っています。丹後沖では水深200メートル前後の中層から海底近くに生息しています。春と秋に生まれる群れがあり、どちらも約1年で成熟し、だいたい2年で寿命となります。 用にはしないために、市場では目にすることはありませんが、ハタハタやカレイなどの重要な餌となっています。ハタハタなどを料理された際には、お腹の中から銀白色のキュウリエソが出てくることがあるかもしれません。 京都府立海洋センター主任研究員 山﨑 淳 (平成18年9月27日、京都新聞掲載)

    丹後の海の生き物(キュウリエソ)
    mfluder
    mfluder 2012/02/23
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