在来線を残すのか、廃止するのか――。北海道新幹線の札幌延伸を前に、JR北海道から経営分離される長万部~函館間の存廃が問題となっている。 在来線を残すのか、廃止するのか――。北海道新幹線の札幌延伸を前に、JR北海道から経営分離される長万部~函館間の存廃が問題となっている。 長万部駅のある長万部町は、過剰なまでに新幹線へ期待を掛けている。延伸が具体化した2006(平成18)年には早くも駅周辺整備構想を策定。その後、 2016年:新幹線を核としたまちづくり実行計画 2017年:新幹線駅周辺整備計画 がまとまっている。 これによれば、高架駅となる長万部駅では2面4線のホームが建設予定だ。加えて、在来線の2面4線のホームも存置されると見込まれている。そんな巨大な駅が建設されるのも、長万部駅が日本海側も含んだ地域の中心駅となることが構想されているためである。 地域のハブとなることをもくろむ長万部町だが