ブックマーク / aki3nak.hatenablog.com (2)

  • 「このまま母さんが死んだらどうしようと思った」 - 「生きる」を考える

    夜勤の間、日頃出来ずに溜まっている事務を進める。 4時頃から朝ごはんの味噌汁を作り始める。 かぼちゃを煮始めてパソコンの続きを打ちながら、意識が無かった。 はたと目が覚め「かぼちゃ!」 ・・・煮溶けてしまう寸前。味噌をこし入れるとかろうじて無事だったかぼちゃの形が崩れてしまう。 6時頃から入居者に起床を促し始める。 夜勤の度、無事に朝を迎えられるとほっとする。 7時前に早番を迎えて夜間の様子を申し送り、朝。 「味噌汁私が作りました。かぼちゃが溶けてしまってごめんなさい。べてくれる?」 そう話すと、残しそうだった味噌汁を笑ってべてくれたりする。 事を数人介助した辺りで退勤時間になるが、残りの服薬、口腔ケア、トイレを早番一人に任せられる状態ではない為、時間を過ぎてもそのまま慌ただしく介助をしている。 パートさんが出勤してフロアが落ち着いてきたら、任せてフロアを離れる。 事務室に入り、出

    「このまま母さんが死んだらどうしようと思った」 - 「生きる」を考える
    mgpoponta
    mgpoponta 2020/02/25
  • 施設から病院へ - 「生きる」を考える

    退院と同時に施設に戻ってきたとふさんが、またご飯をべない。 「美味しい」と言う時もあるのに、数口で口を貝のように閉じてしまう。 医師に報告すると点滴の指示が出た。何日もべようとせず点滴が続くのでまた病院にかかると、療養型への入院を勧められた。 転院先へ、施設でのとふさんの既往歴や状態等を記したサマリーを作成して届けるのも介護支援専門員の大切な仕事の一つである。 休診日だった為、ナースステーションを訪ねて封書を手渡し、とふさんの状態や人に会えるか尋ねてみた。とふさんは私を見るなり顔を上げ手を振ってくれた。傍に行くと私の手をぎゅっと握る。多床室の為小声で話しかける。極端に難聴のとふさんにはきっと聞こえていないのだが、私の顔や口元を見ては頷いてくれる。でもすぐ目を閉じてしまった。転院後もご飯をべようとせず、介助しても進まないため点滴したが、その針を自分で引き抜いてしまったそうだ。べない

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    mgpoponta
    mgpoponta 2019/10/11
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