この記事は、日経SYSTEMS 5月号に掲載された連載「新野淳一の技術インパクト」の第2回のオリジナル原稿です。雑誌には編集済みの記事が掲載されていますが、Publickeyでは編集部との合意を得て、雑誌発行から一定期間後にオリジナル原稿をPublickeyに掲載します。 Open PaaS:クラウドの実行環境をオープンにする クラウドをアプリケーションの基盤として利用するには、仮想サーバがずらりと並んだIaaSレイヤの上に何らかのミドルウェアが必要だ。クラウドでこのミドルウェアにあたるのがPaaS(Platform as a Service)基盤ソフトウェアである。 企業の情報システム構築でミドルウェアの存在が欠かせないように、クラウド上でのシステム開発ではPaaS基盤ソフトウェアの存在が重要になってくる。そしてここで起きている新しいトレンドが、今回紹介する「Open PaaS」だ。 ク