泣く道を選ぶか、笑う道を選ぶか。 試合開始のゴングが鳴る。これは「いかに自分を笑えるか」の勝負だった。生き方のセンスが問われていると思った。ので、まずは自分の中でルールを設けた。それは「悲愴感を漂わせないこと」だった。悲愴感は湿気がすごい。湿気がすごいと魂がカビる(被害者意識とか不平や不満や卑屈になることも魂がカビる)。私は思った。明るいバカに人は集まる。これはもうバカになるしかない。作られたバカではなく、真性のバカになる必要を感じた。 各種SNSには「シェア」という非常に素晴らしいシステムがある。自分を出すという作戦が功を奏したのか、単に幸運だっただけだけなのか、私のブログ記事は様々な方々にシェアをしていただき、東京を中心に「家のない生活をはじめた変な男がいる」という伝言ゲームがはじまった。ブログには連絡先も載せてある。誰でも連絡くださいとも書いてある。これはいよいよはじまってしまったと