連載第4回 003●雌はえり好みするが雄は相手を選ばない 今回のタイトルを見て、「オトコは誰にもエレクトするけど、オンナは誰かをセレクトするってことだね」としたり顔で述べ、オフィスの温度を2度7分下げた人がいましたが、求められているのは、セクハラめいたチャラい言い回しではなく、ホントにそうなのか、なぜそうなのか考えてみることです。では考える景気づけに、体長の8から9倍の長さのペニスを持つ生き物の話から始めましょう。 第1回はこちら。
![ダーウィンの覗き穴 性的器官はいかに進化したか マンガ版 第4回|Hayakawa Books & Magazines(β)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a798122d113fcf6394caadd5887e0cc70cfc06c2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F6636180%2Frectangle_large_8c431d299ab2c47a3b2fd8028ef5b176.jpg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)
連載第2回 001●「ペニスを見せてくれれば君が何者か当ててみせる」 第2回目にして、早くも上のような香ばしい宣言が出現してきております! この発言にからむのは、女学生に虫のペニスの解剖をやらせて泣かせたという、ルネ・ジャネル博士(1879-1965)です。今だとコンプライアス的な問題が発生するかもしれません。さて今回は、なんとかメスの卵に自分の精子を届けんとするオスの衝動的なアプローチが、人にとって危険なものになる、というお話しから始めましょう。 第1回はこちら。 〈第3回につづく〉 『ダーウィンの覗き穴 性的器官はいかに進化したか』メノ・スヒルトハウゼン/田沢恭子訳 原作:メノ・スヒルトハウゼン●1965年生まれ。ナチュラリス生物多様性センターのリサーチ・サイエンティスト、ライデン大学教授。専門は生態学、進化生物学。 マンガ:日高トモキチ●宮崎県生まれ。漫画家、イラストレーター、よろず
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