LifeStuffは、ユーザのデータを暗号化してP2Pネットワーク上に保存するサービスです。このとき、「ユーザが保存するデータの75%から90%は重複している」という性質を利用し、同じデータを保存しないようにして、ストレージの節約を行います。しかし、誰かが暗号化して保存したファイルと、自分が暗号化して保存しようとしているファイルが「同じである」と、一体どのようにして見分けられるというのでしょうか(次画像・画像の説明は本文にて)。 ↓素朴なやり方ではうまく重複排除できない↓ 今回は、この問題を解決するためにLifeStuffが利用している技術Self-Encryptionについて、そのアイディアとエッセンスを紹介したいと思います。 私はこの方式を知ったとき「なるほど!」と思いました。この説明を読んだ方にも「なるほど!」と思っていただけると嬉しいです。 LifeStuff社の情報に、そうなった
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