少年法の改正案が、衆院で審議入りしたとのこと。 刑事法の諸問題 少年法に対しては、昨今厳しい目が向けられています。しかし、確かに少年法に改善の余地がなかったかと言われればあるという答えが適当だと考えますが、では少年法なんてなしにしてしまえという発想が適当なのか、といえば私は断固として否定説を主張したいと思います。ちなみに、私は少年法の高名な実務家(裁判官出身)から少年法の概要について、一わたり講義を受けております。いわゆる人権派系ではたぶんなく、少年法改正をめぐって日弁連と激しく対立したこともあるといういわくつきの師匠ですが、その講義で培った認識によります。 さて、少年法制は、ただ単に刑の減軽だけを定めていると考えるならば、それは大きな誤りです。少年に対して刑罰を使わない、あるいは限定して考えるのは、慈悲の心でもってのみのことではありません。 少年には、確かに18歳未満への死刑禁止や諸々の
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