国立教育政策研究所が実施した社会科の「学力テスト」の結果が報道されている。あらかじめこの記事への結論を言うと、「だからなんだというのか!」。 朝日の書き出しは以下だ。 「日本の歴史上の人物はどんな業績を残したか。小学校6年生では卑弥呼や外国人の正答率が9割を超えた一方、幕末〜明治に活躍した政治家は軒並み5割以下だったことが、国立教育政策研究所が27日公表した調査結果で分かった。」 歴史上の人物名を答えさせるだけだったり、都道府県の位置と名前を書かせるだけだ。それを記憶していることになんの意味があるのか。それらをテストに出したのは、現行の学習指導要領でも新の学習指導要領でも取り上げられることが決まっているからだけだろう。出題した方の意図も知識記憶量を知りたかっただけに違いない。 というのも、次の新聞記事がそのことを伺わせる表現だからだ。もっとも、新聞記者の方がそういう意図で聞いて言わせたと考