半導体製造装置メーカーの東京エレクトロン(東京都港区)は24日、同業で世界最大手の米アプライドマテリアルズと2014年後半に経営統合すると発表した。 スマートフォン向けの半導体チップやディスプレーを低価格で開発し、事業を拡大するのが狙いだ。 両社はオランダに統合持ち株会社を新設する予定で、時価総額は290億ドル(約2兆8000億円)となる見通しだ。統合持ち株会社の会長には、東京エレクトロンの東哲郎会長兼社長が就き、最高経営責任者(CEO)はアプライドマテリアルズのゲイリー・ディッカーソンCEOが就任する。 東京エレクトロンとアプライドマテリアルズはいずれも上場廃止し、東京と米カリフォルニア州サンタクララの2本社体制となる。統合後に持ち株会社が東京証券取引所と米ナスダックに新たに上場する予定だ。